「被害総額数十億円」と言われる巨額の詐欺事件に関与していると見られる森田真伍容疑者(41)が11月8日、警視庁捜査2課により詐欺の疑いで逮捕された。

 ソフトバンクの元社員2人とともに逮捕された森田容疑者。3人は2022年1月から3月にかけて男性に対し、ソフトバンクが発注する新しいシステム開発を装ってウソの投資話を持ちかけ、あわせて12億円近くをだまし取った疑いがもたれている。

 森田容疑者は複数の金銭トラブルに関与していたとされ、2022年7月に松竹芸能を退社したお笑いコンビ・TKO木本武宏(52)をはじめ、複数の芸能人が巻き込まれた巨額投資トラブルもその1つだったという。

 2022年8月の『スポニチアネックス』によると、木本は交流のあったタレントらに投資家を紹介。木本とタレントら約10人から20代の自称FXトレーダーのA氏に3億5000万円、不動産投資をしていた投資家B氏には2億5000万円が渡っており、今回のトラブルでは、総額7億円もの出資金があったとされる。さらに平成ノブシコブシ吉村崇(43)も数千万円を投資していたとも報じられている。そして、その「B氏」が森田容疑者だったのだ。

※画像は吉村崇の公式X(ツイッター)『@hnkyoshimura』より

■A氏とB氏に渡った額は“6億円強”!

 木本が2022年8月の『NEWSポストセブン』の独占インタビューに応じ、トータルの損額は7億円以上とする報道もあるなか、A氏とB氏に渡った額は“6億円強”。一部は返金があったものの、いまだに3億円以上が使途不明のままだと語っていた。

 11月9日配信の『NEWSポストセブン』によると、木本が責任を取って事務所を辞めたあとも、森田容疑者は返済に応じることはなかったという。

 捜査の手が及ぶことを恐れた森田容疑者は、その後、複数の債権者にLINEで謝罪文を送り、少しずつ返済する約束をしたと、記事では伝えている。

「森田容疑者は自称“元ミュージシャン”。“アパレル会社元社長”とも称していたようです」(夕刊紙記者)