NHKは11月13日、東京・渋谷区のNHKホールで『第74回NHK紅白歌合戦』の出場者を発表。1979年以来44年ぶりにSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)所属アーティストの出場がゼロとなった。

 11月15日にテレビ東京で放送された音楽特番『テレ東60祭!ミュージックフェスティバル2023~一生聞きたい!昭和・平成・令和ヒット曲100連発~』にも旧ジャニーズ事務所所属のアーティストの出演はなかった。

「NHKとテレ東がジャニーズとの決別を決めた一方、フジテレビは『FNS歌謡祭』で、相葉雅紀さん(40)の起用を続けることを明言しましたよね」(制作会社関係者)

※画像は『FNS歌謡祭』の公式X(ツイッター)『@fns_kayousai』より

 10月27日に行なわれたフジテレビの社長定例会見で、大多亮専務は年末年始の特番について「『FNS歌謡祭』については相葉雅紀さんに司会をお願いしました」と説明。木村拓哉(51)が出演する『さんタク』、旧ジャニーズから独立した二宮和也(40)の『二宮ん家』も例年通り放送するとした。

 例年、年越しでフジが放送してきた『ジャニーズカウントダウンコンサート』について、大多専務は「まだイベントがあるかどうか分かっておりません。ただ、年末年始の編成が間に合わないということで、フジテレビとしては、仮に(カウントダウンコンサートが)あったとしても放送しないという結論に達しました」と報告した。

 前出の制作会社関係者はこう話す。

「もう多く報じられていることではありますが、フジにもスポンサーサイドから旧ジャニーズタレントを使うことについてかなり懸念の声が届いているといいます。『カウコン』を放送しない理由について大多専務は“編成が間に合わない”と説明していましたが、本当のところはスポンサー企業がCMを入れたがらなかった、ということのようなんです。

”編成が間に合わない”という説明には、フジ局内からも“そんな言い訳はないでしょ”といった声が上がっています」