■『紅白』から鞍替えした視聴者も
前出の制作会社関係者は話す。
「2023年の大晦日も、朝6時から午後1時30分にかけて『孤独のグルメ』の再放送を行なうようですよ。
ただ、実際のところ、松重さんの発言はあながちジョークでもなく、年齢的にキツいところはあるとでしょうね。もう還暦だし、役と違って昔から“食が細い”と明言していますからね。それでもテレ東のオファーを受けているのは、やはり期待に応えたい思いもあるでしょう。
深夜時代から10年以上続いていることで『孤独のグルメ』ファンは多いし、大晦日スペシャルはもはや“風物詩”となっていますからね。年の瀬にコタツでのんびりゆっくり楽しめる――そんな番組です」
大晦日や夏休みなどに放送される『孤独のグルメ』の特番は、ロケやゲスト俳優が豪華になっている一方で、物語のノリはまったく変わらず安心感がある。
毎年年末シーズンが近づくと、
《今年も楽しみな大晦日になります。これを観ないと年が越せません》
《昨年から、紅白より孤独のグルメ派になりました! 放送楽しみにしております》
《大掃除のあとは、コタツにミカンに「孤独のグルメ」を見て年越しそばを食べるニャ〜》
《大晦日に見るテレビないなと思ってたら、孤独のグルメ総集編をやってた安心感》
といった声も多く寄せられる、すっかりSNSの名物になった。
「視聴率も堅調です。直近の2022年の大晦日は、『紅白』を除く裏番組と比べても、個人視聴率とテレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率で善戦しているんです。局としても、『孤独のグルメ』はなるべく続けたいはずですよね」(前同)