鉄道模型を手掛け、創業24年となるポポンデッタ。11月8日にポポンデッタから予約受付が開始されたのは、関東近郊だけで沿線や首都高沿いに300枚ほど設置されている『きぬた歯科』の野立て看板だ。関東圏にお住まいではない方には、馴染みがないかもしれない『きぬた歯科』。東京都八王子市にあるクリニックを中心にインプラント施術を年間3000本以上手掛ける有名歯科だ。
こちらの歯科の野立て看板には、羅田泰和院長の顔写真がデカデカとデザインされており、非常にインパクトが強い。
そんな看板が“商品化”されたのが『野立て看板 きぬた歯科』(税込・935円)の鉄道模型用アクセサリーである。こちらの商品の発売が発表されるや、
《なんか欲しい・・・》
《ポポンデッタまじで!?》
など、驚きの声が鉄道模型ファンの間でも上がっている。
そんな衝撃商品を手掛けたポポンデッタ事業推進本部の担当者が、商品企画背景を話してくれた。
「全国展開の鉄道模型専門店である弊社では、近年模型、雑貨製品の製造も行なっています。ジオラマを製作するにあたってニーズがあるのは“街をながめて特徴のある目立つもの”になります。きぬた歯科の看板ほど目立つものはなく、自ずと製品化の候補に挙がりました」
ポポンデッタから商品を仕入れ、販売をインターネット上で行うECサイトの一つであるホビーサーチの保科由彦さんも『野立て看板 きぬた歯科』の魅力を熱弁する。
「鉄道模型ですから、鉄道車両を購入される方が多い。鉄道模型の世界では一般的に建物や樹木は列車の引き立て役、いわばサブの商品にあたります。しかし、今回の商品は中央線や京王線沿いから見える実在の看板。それもあって、これをジオラマに置けばリアリティが上がる。予約数は通常商品の10倍以上で、多い方だと一度に5〜6個購入されます」