■“現時点”では『news zero』からの降板はないと日テレ社長も明言したが……
ジャニー氏の問題を受け、『news zero』から櫻井が降板するのではないかと複数のメディアが報じていたが、10月23日、社長定例会見で日本テレビの石澤顕社長(67)は「変更ということは現時点ではありません」と否定していた。
「“変更はない”と石澤社長は明言しましたが、それはあくまでも“現時点”。来年春の改編以降はまだ何も見えていません。『news zero』は櫻井さんが出演する月曜だけ他の曜日と比較して視聴率が高い。
ただ、ジャニー氏の問題がイギリス公共放送のBBCで取り上げられ、国連案件になった際、『news zero』でも取り上げましたが、櫻井さんは画面から姿を消したり、どこか他人事のようにコメントすることしかできませんでした。
これでは“キャスター失格”だと言われても仕方がありませんし、日テレの経営に深く入り込んでいる“親会社”の読売新聞の上層部が“ジャニーズと手を切るように”と非常に厳しく見ていると言われている背景もありますからね」(前出の制作会社関係者)
参院選まで残り2週間!
— news zero (@ntvnewszero) July 8, 2019
21日の投開票日の夜は、 #有働由美子 と #櫻井翔 が選挙特番「zero選挙」をお伝えします。
生放送で約6時間、開票速報だけでなく、新時代の大問題も考えます!https://t.co/2cjiPkm5e6#zero選挙 pic.twitter.com/YM06q7g8Kk
日本テレビホールディングスの代表取締役会長を務める杉山美邦氏(69)は、読売新聞記者として活動後、読売新聞大阪本社代表取締役社長、よみうりランド代表取締役社長などを歴任した人物だ。
その上の立場にある日本テレビホールディングス代表取締役会議長の山口寿一氏(66)も読売新聞出身で、読売新聞グループ本社代表取締役社長などを務め、2018年7月に第8代読売巨人軍球団オーナーに、そして今年6月に読売新聞東京本社代表取締役会長に就任している。
「言わずと知れた渡邉恒雄氏(97)も日テレの取締役に入っていますが、“ナベツネの次のドン”とまで言われる山口氏は“コンプライアンスの鬼”だと有名な人物。山口氏をはじめとする読売新聞上層部はジャニー氏の一件を非常に重く見ている。
さらに日テレは、スポンサー企業が旧ジャニーズから手を引いている状況もあり、“ジャニーズタレントのキャスター業”に限界を感じていて、櫻井さんが旧ジャニーズ事務所から独立するなど大きな動きをしない限り、来年3月末での『news zero』からの櫻井さんの降板に向けて調整に入っているとも言われていますね」(前同)