■「田中は犠牲者」の“パクリ疑惑”も乗り越えた!
「1年近く放送してきて、若い層、ファミリー層での番組の認知が高まっていっているのではないでしょうか。
番組開始当初は、1996~2018年まで同局の看板番組だった『めちゃイケ』との“企画の酷似”と、番組の一部スタッフが同じだったために“パクリ疑惑”が大きく騒がれましたが、悪評を乗り越えた形ですね」(前出の制作会社関係者)
かつて『めちゃイケ』では『抜き打ちテスト』という人気企画があった。“ゲストの生徒たちに一般常識クイズや簡単な体育の実技試験を行ない珍回答を『先生』が突っ込む”という内容で、『呼び出し先生タナカ』とほとんど変わらない。
この件は『呼び出し先生タナカ』放送直後から話題になり、2022年6月11日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、『めちゃイケ』メンバーだった極楽とんぼの加藤浩次(53)も「全く一緒というのは、あり得ないと思う」と憤りを示したこともあった。
「似ているのは当たり前で、『めちゃイケ』の人気コーナーをそのまま番組にしようというのが、端からのフジテレビの狙いだったんです。ただ、番組開始までには番組関係者の“反対意見”などさまざまな障害があり、またスタート前の“根回し”も十分ではなかったことから、騒動に発展してしまったんですよね。正直言って、MCの田中さんは“犠牲者”でしたね。
ただ、“人気番組の超人気企画”のフォーマットを流用しているのだから、やはり面白い。また、メインの田中さんやアシスタントのシソンヌ・長谷川忍さん(44)、おバカ回答をするタレントたちもレベルが高く、イケメン・美女・お笑いとバランスも良いことから、徐々に視聴者に受け入れられていったのでしょう。『めちゃイケ』と比べるとイケメン俳優などが推されているので、空気感も少し変わっている部分があります。
日曜日から平日の月曜日への移動となれば、より『めちゃイケ』色が薄くなっていくのかもしれませんね。ちなみに、加藤さんは『呼び出し先生タナカ』の当初こそ苦言を呈していましたが、田中さんの人柄はとても気に入っているといいますよ」(前同)
1月27日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、加藤は田中の結婚について、
「内面はおとこ気あって、男ですから」「相手の好きなことを好きになってあげるとか、希望になる、というか、こんないい男あまりいないじゃないかな、ぐらいに思います」
と、絶賛のコメントを寄せていた。
加藤からも人柄を絶賛されている田中。私生活では結婚、仕事では冠番組『呼び出し先生タナカ』の好調とまさに全盛期と言えそうだ――。