俳優の石原さとみ(36)が、2024年4月クールのテレビ朝日系ドラマ『Destiny』(火曜21時~同54分)で、3年ぶりに連続ドラマの主演を務めることが発表された。

『Destiny』は、ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)、映画『涙そうそう』(2006年)、『ハナミズキ』(2010年)などの作品を手掛けてきた脚本家・吉田紀子氏(63)による完全オリジナル作品。

 石原が演じる主人公は「横浜地方検察庁」中央支部の検事・西村奏(にしむら・かなで)。検事の父、専業主婦の母の愛を受けて育ったが、中学3年生のときに、父がある事件に巻き込まれて亡くなってしまう。それ以降、母の故郷・長野県に移り住み、息を潜めるように生きてきた。父と同じ検事になりたいという一心で、地元の国立大学の法学部に進学。そして奏には4人の友人ができる。初めて知った青春と恋。しかし、そんな充実した日々は、ある死亡事件を機に突然終わりを告げる。

 12年の月日が流れ、舞台は長野から横浜へ。念願の検事になって6年。そんな奏の前に、「あの事件」以来、消息不明だった同級生が現れ、再び過去と向き合うことに。「大学時代の事件」と対峙したことをきっかけに、新たに見えてくる20年前の「父の死の真相」、そして仲間たちの秘密の顔と、恋人との再会――という20年の時をかけたサスペンスラブストーリーだ。

※画像は『Destiny』の公式X(ツイッター)『@Destiny_tvasahi』より

「石原さんは2020年に一般男性と結婚し、昨年4月に第1子を出産したことを発表。ママとして初の連ドラ出演でもある。ですが彼女は、ここ数年の主演ドラマは視聴率が振るわず、“連敗”が続いていましたから、『Destiny』は石原さんの女優人生を左右する勝負の作品になるはずです」(ワイドショー関係者)

 石原が主演を務めた2016年10月クールの『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)は平均世帯視聴率12.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、2018年1月期の『アンナチュラル』(TBS系)は平均11.1%と2ケタ超えを記録していた。

 ところが、『アンナチュラル』後の主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)、『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)、そして『恋はDeepに』(日本テレビ系)は、いずれも平均視聴率1ケタ台で、大して話題にもならず“4連敗”を喫しているのだ。