■NHKは露骨な“乗り換え”

 前出のワイドショー関係者は言う。

「旧ジャニーズ事務所は『カウコン』を大晦日の最重要イベントに据えていて、『紅白』はむしろNHKサイドが“『紅白』にも出てください”とジャニーズにお願いしていた、という背景がありました。旧ジャニーズが協力する感じだったでしょうが、事務所も『紅白』を通じてファン層が広がるため、持ちつ持たれつな関係でもあったわけです。

 しかし、事情が事情とはいえ、今年の『紅白』は旧ジャニーズを完全排除したうえ、出場歌手のラインナップを見れば、旧ジャニーズ勢からK-POPアイドルへの露骨な“乗り換え”を感じさせるものでもあった。そのためNHKに難色を示す旧ジャニーズファンは多いのですが、それはSnow Manや他の旧ジャニーズタレントも同じ気持ちかもしれませんね……」

※画像はNHK『紅白歌合戦』公式Xより

 今年の『紅白』は旧ジャニーズタレントが出演しない代わりに、紅組白組ともK-POPアイドルが急増。

 白組は13人組ボーイズグループであるSEVENTEENと、8人グループのStray Kidsの2組が初出場。

 紅組はTWICEの日本人メンバー3人のユニット「MISAMO」が初出場するほか、4年連続出場となる9人グループのNiziU、昨年に続く出場となる5人グループのLE SSERAFIMも参戦。

 5組に加えて、メンバーは全員日本人だが、K-POP系列にカウントされることがある男性11人グループJO1も加えると、計6組が『紅白』に出場することになる。まさに“乗り換え”――旧ジャニーズタレントも、NHK、『紅白』に対して思うところはあるのではないだろうか。

「“絶縁報道”があったSnow Manに限らず、旧ジャニーズ全体も『紅白』とは距離を置く可能性がありそうです。

 Snow Manが予定している大晦日のライブ配信がそうですが、『紅白』で1グループ1、2曲を披露するよりも、YouTube配信やコンサートでがっつり、尺たっぷりにパフォーマンスを披露する方がファンは嬉しいし、グループも盛り上がるでしょう。

 来年2024年の大晦日、旧ジャニーズが立ち上げる新会社と契約するグループ、タレントの評価が十分に回復している可能性はありますが、それでも旧ジャニーズ勢の“『紅白』出場はゼロ”という展開もあるのかもしれませんね」(前同)

 大晦日は『紅白』ではなく、推しの公演、もしくはライブ配信を見る。今後、旧ジャニーズファンの間ではそれが“普通”になっていくのかもしれない――。