■第2の『コード・ブルー』になれるか

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「山下さんは2020年10月末に旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)から独立しましたが、辞め方が強引だったせいで事務所との関係が悪化。各局で働く“忖度”の影響で、『コード・ブルー』はもう続編が制作不可能だと言われてきました。

 ジャニーズ事務所は創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で崩壊し、忖度も消滅しましたが、忖度とは別の理由で、やはり『コード・ブルー』の続編は絶望視されています」

『コード・ブルー』の劇場版では、事務所前社長の藤島ジュリー景子氏および、ジュリー氏が代表取締役を務めていた『ジェイ・ストーム』が製作クレジットに名前を連ねている。

「退所前の山下さんはジュリー氏がマネジメントを管轄していましたが、ジュリー氏は『コード・ブルー』のドラマ版にもかなり積極的にかかわっていたといいます。しかし、山下さんは事務所からよくない感じで独立してしまったし、『コード・ブルー』は“ジャニーズの山下智久”として受けていた仕事。忖度がなくなったと言えども、ジュリー氏を無視して続編を製作するのは不可能、と言われているんです。

 しかし、ジユリー氏は騒動で失脚しているし、会社の経営にも関与しないことを明言しているので、“許可取り”といってもややこしいことになる。そのため、フジテレビは『コード・ブルー』に代わる新たなコンテンツとして、山下さんが主演する『ブルーモーメント』をシリーズ化、果ては劇場版へと育て上げていきたいのでは、とみられています。

 主人公の設定、ストーリーはクールで神秘的なオーラを放つ山下さんにどハマり。伸び盛りの出口さんのキャスティングも素晴らしく、あとは視聴者がしっかりとついてきてくれれば、大爆発の可能性は十分にある。将来的な劇場版『コード・ブルー』超えの、興行収入100億円を目論んでいても、不思議ではないですね」(前同)

 奇しくもタイトルも似通っている『コード・ブルー』と『ブルーモーメント』。“世界一の男”山下にとって、新たな代表作になりそうだ――。