12月6日の音楽特番『2023FNS歌謡祭』第1夜(フジテレビ系)に歌手の浜崎あゆみ(45)が出演。圧巻のパフォーマンスを披露し、SNS上で大きな反響を呼んでいる。

 今年デビュー25周年を迎えた浜崎のために、番組では過去の数々の名演をプレイバック。VTRに続いて天女のような長い袖の純白衣装をまとって登場した浜崎は、多くのダンサーを引き連れ、自身初期のアルバムリード曲『A Song for xx』(エイ・ソング・フォー)を力強く歌い上げた。

「近年はボーカルの不安定さや変化したビジュアル面ばかりが注目を浴びがちだった浜崎さんですが、今年のFNSの彼女は一味違いました。一時はふくよかだった体型やフェイスラインもすっきりとしていた上に、パワフルな歌声も復活。エンタメに振り切った華やかな演出に負けないぐらいの声量と伸びやかなボーカルで、‟これぞ歌姫”というステージを披露してくれました。

 『A Song for~』は当時、ハタチ前後の浜崎さんが自身に無関心だった母親に対する思いをテーマに歌詞を書いた楽曲で、孤独感を訴えかける切実なメッセージが思春期の若者たちに大きな影響を与えました。

 時を超えて圧巻のパフォーマンスで披露された『A Song for~』に対し、SNS上では《浜崎あゆみ凄かったなぁ。紅白くらいの熱量ぶつけてきてたよな》《昨日久しぶりに見たあゆの歌がぶっ刺さってる。浜崎あゆみってかっこいいな》《FNS歌謡祭のためだけのパフォーマンスの凝りようには脱帽だわ》《さすが場数踏んでるだけあって迫力ある演出と見せ方!!説得力が違うってやつ》《素晴らしいステージだった。歌をきいているあいだ青春が蘇った》など、絶賛の嵐が巻き起こっています。往年のayuファンだけでなく、一般視聴者も含めて多くの人々の心をつかんだようですね」(女性誌編集者)

 さらに、一部の視聴者が注目したのが浜崎が行った歌詞のアレンジだ。

「テロップでは‟周りが”となっていた部分を‟あなたが”というワードに変更し、カメラに向かって何かを訴えるように指を突き出したんです。歌詞の意味がより強調される意味深なアレンジに、《カメラ目線で力強く歌ったあゆ、かなり刺さるものがあった》《指差した時ドキッとした》《あゆの強い意志を感じたな》《年齢を重ねた今歌うから改めて伝わるものもあるなぁ》など、彼女のパフォーマンスかメッセージを感じた視聴者も少なくなかったようですね。

 今回のパフォーマンスは歌姫ayuの復活ののろしにふさわしい出色の仕上がりでした。かつてのayuの活躍を知らなかった世代も含めて、新たなファン層の開拓につながったのではないかと思います」(前出の女性誌編集者)