■業界が一丸にならないとNumber_iに埋め尽くされる

「平野さんと神宮寺さんは本業のアーティスト活動に専念し、バラエティ番組など“告知”の機会は岸さんが頑張る、という形になるかもですね。

 ですが、平野さん、そして神宮寺さんもキンプリ時代に“バラエティでも面白い”ことがバレているわけで……ダメ元でのバラエティ番組出演へのオファーは止まないのではないでしょうか。さすがに、音楽番組への出演の可能性はあるだろうし、バラエティ番組でも世界につながるような企画だったら3人揃って出てくれるかもしれない。

 そして、デビュー後の本業での快進撃、CDセールスや配信のバカ売れは言うまでもないでしょう。そして、CMですよね。ルイ・ヴィトンやイヴ・サンローランの香水の例から見て、彼らのキャラクター起用が商品の大ヒットにつながるのは間違いない。今、TOBEには多くの広告案件の相談が舞い込んでいるのではないでしょうか。

 もう、本業の音楽どころかエンタメ全体がNumber_iだらけになってしまっても、おかしくありません」(前出の芸能プロ関係者)

 現在、男性のダンス&ボーカルユニットでは、旧ジャニーズにLDH、K-POPなど事務所や国の垣根を超えたコラボが増えている。

 12月2日と3日に大阪・京セラドーム大阪で開催された音楽フェス『D.U.N.K Showcase in KYOCERA DOME OSAKA』では、旧ジャニーズのTravis Japanと、元ジャニーズでTOBEのIMP.が参加し、話題を集めた。

「『D.U.N.K』は、音楽プロデューサーのSKY-HIさん(36)が、とにかく“ダンス業界を盛り上げようぜ!”という強い情熱で立ち上げた企画。

 しかし、『D.U.N.K』のようにみんなが一丸になって盛り上がらなければ、Number_iにエンタメ業界の話題をすべてかっさらわれてしまうのでは、という強い危機意識を持っている関係者もいます。

 とにもかくにも、Number_iの人気は規格外でとんでもない。デビュー前の今も彼らのもとには、イベント、テレビ出演、映画、CMと多数のオファーが舞い込んでいることでしょう。2024年にNumber_iがどれだけメディアを席巻するのか、想像もつきませんね……」(前同)

 グループ名は「ナンバーワン」にもかかっているNumber_i。突き抜けすぎた「1番」になりそうな彼らに今、ライバルたちは今、恐れおののいている――。