■親子共演から見えた『ハマ・オカモト』の天性のMCっぷり

 この10年前、浜田親子が共演した当時からすでに、ハマ・オカモトには才能の片鱗が見えていたというーー。

「当時、ハマさんはOKAMOTO'Sがメジャーデビュー3年目で自身も21歳という年齢だったにもかかわらず、完璧なラジオMCというか、安定したおしゃべりを披露。父とはいいながら芸歴30年という大御所の浜田さん相手に、堂々とわたりあっていました。そこで披露された“親子トーク”は、両者のファンにとってはたまらないものがあったようです」(前同)

 ハマが音楽の道に進むと知った時のエピソードも、そのひとつ。

「浜田さんが語っていましたが、音楽に熱中していた当時高校生のハマさんに“家でごはん食べてる時に『あのさ、お前音楽でメシ食おうと思てるの?』って言うたら、(ハマさんがそれまで)パーっと食べながらピタッと箸止めてパッと俺の顔見て『そんなに甘くねぇよ』ってまた飯食うたんです”というやりとりがあったことを披露していました。

 この時に、浜田さんは“まぁ分かってんねんならええわ!”と思ったという親心を明かしており、それから、ハマさんの進路について口を出すことはなかったそうです。これは、芸能界がどれほど厳しいか、甘い気持ちで臨めるような場所ではない、ということを親として心配しながらも、息子がそれをしっかり理解していることを認識して、信じた、という浜田さんの人格がにじみ出ている、非常にいいエピソードですよね」(前同)

 さらに浜田は、ハマについて「(業種の)畑が違うところ行ってくれて良かった」と語り、もしハマさんが芸人になったら「お笑いやりたいとかいってきたらボッコボコですよ」と、笑いながら語り、ハマも偉大すぎて「行けるわけない」と答えていた。

「やはり、父の偉大さについて、ハマさんが十分すぎるほど理解している、ということですよね。また、このラジオでは、浜田さんとハマさんの初共演が2012年11月20日に発売された『SWITCH』(スイッチパブリッシング)の浜田さんの特集号で、付録に同封されたCDの楽曲収録が初共演だったと明かしていました。

 この付録CDの『ラブレター』という楽曲は、奥田民生さん(57)作曲で浜田さんが歌っていたそうですが、この時の収録に、ベースとしてハマさんも参加したそうです。

 この現場で、事務所の社長など偉いさんがズラリとならんだスタジオに浜田さんが入った際に、緊張を解こうとしたのかあえて“おいっす〜”と、軽い挨拶をしたとのこと。しかし、これに対してハマさん曰く“(浜田さんが)ものすごい怖い顔して『ああ?なんじゃそりゃお前』言うから、やりすぎた…”と反省したと告白していました」(前同)

 そんなハマの現在の活躍ぶりは誰もが知るところ。星野源など著名アーティストの楽曲への参加も数多く、日本を代表するベーシストとしても評価されつつうあり、さらには、父・浜田雅功の才能を受け継ぎ、開花させている。

「ハマさんは、元乃木坂46齋藤飛鳥さん(24)と『ハマスカ放送部』(テレ朝系)という音楽番組のMCを務めていますからね。

 同番組は、テレ朝深夜のバラエティ番組枠『バラバラ大作戦』で放送され、視聴者投票の『第3回バラバラ大選挙』でグランプリも受賞している。

 ハマさんの安定したトーク力は抜群で、今後、浜田さんと同じくMCとして活躍していくんじゃないでしょうかね」(前同)

 音楽なのかトークなのかはわからないが、今後のハマと浜田の親子共演が楽しみだ。