12月14日、多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)の“クアトロ主演”連続ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の第10話が放送される。

『いちばんすきな花』は「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す“友情”と“恋愛”、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う“感情”を丁寧に描いていくドラマ。7日に放送された第9話は、世帯視聴率5.5%、個人視聴率3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

「『すき花』は社会現象にもなった川口春奈さん(28)主演、Snow Man目黒蓮さん(26)が相手役を務めた2022年10月クールのドラマ『silent』(フジテレビ系)のプロデューサー・村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んだドラマ。

 そのため放送前の注目度は抜群に高かったのですが、視聴率は非常に伸び悩んでいる。第5話の世帯4.7%以降は少しずつ回復しているんですが、もう話も終盤ですし、回復と言っても焼け石に水、といった感じですよね……。テレビ界で最重要視される13歳から49歳までのコア視聴率も1%台という厳しい現状となっているといいますね」(テレビ誌編集者)

※画像は『いちばんすきな花』の公式X(ツイッター)『@sukihana_fujitv』より

 視聴率は良くないが、『すき花』の内容面の評価は高い。第8話は放送後1週間(11月30日~12月7日)でTVer・FODの合計値が309万再生を突破。第1~7話までの見逃し配信における総再生数も、2500万再生を突破しており、同ドラマのファンはしっかりと存在しているのだ。

 しかし、分かりやすい“恋愛ドラマ”ではないことも影響しているのかライト層にはうけず、それが原因でリアルタイムの視聴率が取れていない、と考えられている。

 数字とは裏腹な内容面の高い評価に加えて、出演俳優、“クワトロ主演”の4人の評価も高いが、特に評判なのがやはり――。

「春木椿を演じている、松下さんですよね。以前から松下さんが演じるキャラは視聴者をメロメロにして“沼落ち”させてきました。松下さんのブレイク作品で、2019年後期のNHK朝の連続テレビ小説スカーレット』で、主人公の喜美子(戸田恵梨香/35)を支え続ける夫・八郎を演じたときから始まった現象ですが、今回の『すき花』も多くの視聴者が“椿沼”に落とされています。

 そして物語も大詰め。第10話では、今田美桜さん演じる夜々との切ないドラマが期待されています」(前同)