■イケメン・イケボを堪能、最終章前の”予習”も

■『文豪ストレイドッグス』

『ヤングエース』(角川書店/KADOKAWA)にて13年1月号から長期連載中である『文豪ストレイドッグス』のアニメ化作品。

 太宰治や芥川龍之介、中原中也、江戸川乱歩など、名だたる文豪がイケメンキャラになり、それぞれの作品にちなんだ異能力を使ってバトルを繰り広げるアクション作品だ。

「すでに『U-NEXT』や『Amazon Prime Video』、『Netflix』といった各サービスでは、16年に放送された1期から23年に放送された最新シリーズである5期まで配信されています。

 一気に見た方が世界観を楽しめますし、話の内容も理解しやすい。キャラのイケメン度はもちろん、芥川龍之介の声を『黒子のバスケ』では主人公の黒子テツヤ役を務めた小野賢章さん(34)、江戸川乱歩は『進撃の巨人』リヴァイ役や『ONE PIECE』トラファルガー・ロー役などで人気の神谷浩史さん(48)が吹き替えるなど、とにかく豪華声優陣が続々登場する“イケボ”も話題。

 どのキャラクターが好きかといったことも、ファンの間では盛り上がるポイントです」(前出の太田氏)

※画像はアニメ「文豪ストレイドッグス」の公式X(旧ツイッター)『@bungosd_anime』より

■『薬屋のひとりごと』

 小説投稿サイト『小説家になろう』から生まれた日向夏のライトノベル『薬屋のひとりごと』の同名アニメ作品で、舞台は中華ふうの架空の国。もともとは花街で薬師をしていたものの、ひょんなことから華やかな後宮(こうきゅう)で下働きをすることになり、“毒見”を担当することになった猫猫(マオマオ)がイケメン宦官の壬氏(ジンシ)とともに、さまざまな事件に巻き込まれながら問題を解決していく謎解きエンタテインメント。

 スクウェア・エニックス、小学館の2社それぞれから出版されているコミカライズも人気で、ライトノベルとコミカライズを合わせた累計発行部数は2700万部を突破している。

「小説版と、2種類ある漫画版はそれぞれすべてが人気となっており、アニメも話題となっています。1月6日(土)からは第2期がスタートすることが発表されている。アニメ版をまだ見ていない人は年末年始の一気見がおすすめです。

 『U-NEXT』『Amazon Prime Video』『Netflix』などの動画サービスでも配信されているほか、『ニコニコ生放送』でも、24年の1月2日(火)16時00分~21時00分に、“振り返り上映会”として一挙無料放送をするとのことです」(前同)

※画像はアニメ「薬屋のひとりごと」の公式X(旧ツイッター)『@kusuriya_PR』より

■『ゴールデンカムイ』

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で野田サトルにより、14年から22年まで連載された人気漫画。明治末期、日露戦争が終わったばかりの北海道を舞台に、莫大な埋蔵金を巡り、曲者ぞろいのキャラクターたちが争奪戦を繰り広げるバトルアクションだ。

 全31巻の単行本累計発行部数は、23年12月時点で2600万部を突破。アニメ版は18年4月から放送され、現在4期まで放送されている。

 また、24年1月19日には山崎賢人(29)主演、山田杏奈(22)、眞栄田郷敦(23)らが脇を固める実写映画が公開されることも話題だ。

 大人気作品の実写化とあってX(旧ツイッター)上では公開前から、

《やばい。ほんとに楽しみすぎるどうしよう》

 といった声が多く上がっている。

「完成作品を見た原作者の野田サトルさんは”生身の魅力があふれていました”とメッセージを寄せて評価しています。“どんなものか”が気になる人は多いと思うので、その前にアニメを見返しておくのもいいかも。

 24年1月8日からは毎週月曜日の深夜1時5分からTOKYO MXにて第1期の放送が決定していますが、実写映画公開前に一気見するなら『Amazon Prime Video』で4期まで、『Netflix』や『U-NEXT』では3期まで配信中。

 ちなみにアニメは次の5期が最終章という位置づけで、すでに制作は決定しています。これまでのパターンからいくと、早くて24年下期には放送開始というスケジュールがあり得るので、復習・まとめ見をするタイミングとしても良さそうです」(同)

 人気作品の続編放送で、ますます盛り上がりを見せそうな24年のアニメ界。前作を見ていない人は時間があるであろう今のタイミングにぜひ!

 ※画像はアニメ「ゴールデンカムイ」の公式X(旧ツイッター)『@kamuy_anime』より

太田まき子
新潟県出身。大学卒業後、広告会社及びマーケティング会社にて女性向け商材のプロモーション、ファッションカルチャーイベントの企画運営、エンタメ系の広報PRなどを担当。現在はフリーランスのPRとして、トレンドのマーケティングやリサーチを行う。