2023年もいろいろあった芸能界。国民的アイドルグループの分裂にトップ女優と有名シェフのダブル不倫劇。西の歌劇団、そして名門梨園の一家では不幸な死もあった。さらには、日本エンタメ界ナンバーワンの「巨大帝国」の消滅まで……激動の23年の裏側、そして24年の予測を芸能のプロが語り尽くす――!

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 2023年3月、イギリス公共放送BBCが創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題に焦点を当てたドキュメンタリーを放送したことを発端に、崩壊したジャニーズ帝国。

 旧ジャニーズ事務所はSMILE-UP.となり、社長には年内をもって芸能界から引退する東山紀之(57)が就任。同社は被害者の補償のみを行なう会社となる。

 12月8日にはタレントのマネジメント業務を担なう新会社が「STARTO ENTERTAINMENT」という名称であることが発表され、社長にはコンサルティング会社「スピーディ」社長の福田淳氏(58)が、取締役COOに井ノ原快彦(47)が就任したことも明らかになった。

 一方で、元V6岡田准一(43)、二宮和也(40)、生田斗真(39)、風間俊介(40)など退所者が続出している旧ジャニーズ。STARTO社が発足してどのような変化が起こっているのだろうか。ぶっちゃけウラ座談会で明らかにする。

※画像は二宮和也の公式X(ツイッター)『@nino_honmono』より

女性誌デスク STARTO社の本格始動は2024年春ということになりそうですね。

ワイドショーデスク 少し時間がかかるみたいですね。社長の福田さんは『週刊文春』(文藝春秋)や一般紙などのメディアに積極的に登場し、いろいろとしゃべっていますよね。

芸能リポーター そういえば、旧ジャニーズの名物広報だった白波瀬傑(しらはせ・すぐる)前副社長は「このタイミングで福田さんが出てきてしゃべるなんて全然聞いてなかったよ!」と周囲に漏らしているようですよ。

ワイドショーデスク 嘆いていたんですね~。白波瀬さんはもう完全に外れているはずなのにそんなことを言うとは……まだまだ関与したい気持ちがあるんでしょうね。

芸能リポーター 間違いなくあるでしょうね。一方で、スポーツ紙には“ジャニーズ担当”がいましたが、彼ら彼女らも白波瀬さんではないですが、福田さんのやり方に不満を抱いているといいます。スポーツ紙には、福田さんの取材会の話がいかなかったそうですからね。

 福田氏は12月9日、東京都内で報道陣の取材に応じ、《私は創業者ではなく、カリスマ性はありません。単に経営者っていうことだけですから。経営のフレームをしっかり作って、その中身はコンテンツ、タレントのみなさんが再びいろんな選択の中で活躍できるようになれば、ちょっと面白い展開になるんじゃないかなっていうふうに思ってます》などと語った。