櫻井翔(41)主演の連続ドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系)が1月13日にスタートした。第2話は1月20日に放送される。

 連ドラ『新空港占拠』は、2023年1月クールに同枠で放送し人気を博した『大病院占拠』から1年後の物語。櫻井演じる「嘘だろ」が口癖の刑事・武蔵三郎が、姉で政治家の二葉(奥貫薫/53)と2人で武装集団「獣」に拉致されてしまい、今度は「かながわ新空港」の占拠事件に巻き込まれて――という物語だ。

「干支をモチーフにしている武装集団『獣』のキャスト情報は劇中で正体が判明する瞬間まで伏せられており、SNSでは早くも考察合戦が繰り広げられています。

 櫻井さんには今、逆風が吹いている。ジャニー喜多川氏(享年87)の件もあって、MC番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』は3月で終了が決まっており、『news zero』月曜キャスターもどうなるか分からない状況。ですので、本作は櫻井さんにとって“勝負”となる作品として注目を集めていましたが……第1話は平均世帯視聴率7.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、平均個人視聴率4.6%。前作『大病院占拠』の第1話は世帯7.2%、個人4.3%。わずかですが数字も伸びていて、まずまずのスタートとなりました」(テレビ誌編集者)

※画像は『新空港占拠』の公式X(ツイッター)『@dbs_ntv』より

 前作『大病院占拠』は本筋のシナリオこそしっかりしているものの、雑なCGやツッコミどころ満載のシーン――特に第2話の、”どう見ても間に合ってないのに『手が異常に伸びて助ける』救助シーン”がSNSで大バズり。興味本位で視聴し、そのままドラマを楽しむ視聴者が増えて、23年1月クールの連ドラでは、テレビ界が最重要視している13歳~49歳までのコア視聴率が同期トップという好成績の作品だった。

『新空港占拠』は、前作の『大病院』よりスケールアップした新空港の大規模なロケや、謎が小出しされているハラハラドキドキの展開は変わらず評価されている。一方で、相変わらず爆風のCGがチープだったり、吹っ飛ばされた主人公・武蔵(櫻井)が雑にノーダメージだったり、武蔵(櫻井)のアクションが若干もっさりしているなど、“占拠クオリティ”は健在。

 また、第1話では武装集団「獣」の1人・龍が唐突にアラビアンなダンスを踊りだすシーンや、武蔵がビニールで拘束されて絶叫しながらダストシュートを滑り落ち続ける次回予告が早速ネタにされている。