■国を動かした「BTS法」とは?

 ちなみに、韓国の兵役法と言えば、2020年、前述のBTSのメンバーの兵役義務をめぐり大きな議論が巻き起こった過去も。

「当時、世界的な人気を獲得し人気絶頂の最中だったBTSの徴兵を巡って、国を巻き込む議論に発展。その結果、20年12月に、大衆文化芸術分野での活躍を認められる人が兵役の義務を2年に限り先送りできる法案が韓国の国会で可決されたのです。いわゆる“BTS法”と呼ばれたこの法案は、世界中から注目を集めたので、記憶に新しい人も多いのではないでしょうか」(前出のエンタメ誌記者)

 韓国の芸能界で活躍する男性にとっては、キャリアを中断せざるえない問題でもある兵役問題。ジョンヒョプ自身は病気のせいで国の義務をまっとうできないことに憤りを感じていたようだが、入隊中の芸能活動休止期間がなかったことで、今回の日本のドラマへの出演が叶った可能性もないとは言えない。

『Eye Love You』で自身の魅力を全開にしているジョンヒョプは今回、多くの日本人ファンを獲得するのだろう――。