■井ノ原社長「デビューの概念が変わっていくかも」

 芸能プロ関係者は話す。

「旧ジャニーズにおいては、もはや従来の“CDデビュー”にこだわらず、別の方向で展開していく、ということが考えられます。

 もちろん、グループを推すファンは残念がるでしょうし、ジュニアでも納得のいかないタレントは出てくるでしょう。しかし、Annex社(旧ジャニーズアイランド)の社長としてジュニアのプロデュース面を担当している井ノ原快彦さん(47)の発言も、従来の考え方とは大きく変わってきている。

 5か月前にあった井ノ原さんの発言は、ジュニアの今後の方針に強くリンクしてくると考えられています」

 5か月前――2023年8月19、20日に行なわれた、東西ジュニア集結コンサート『ALL Johnnys’ Jr.2023 わっしょいCAMP! in Dome』。同イベントの取材で井ノ原は、「CDデビューはジャニーズの伝統だけど、ゴールでもスタートでもない」「時代とともにデビューの概念が変わっていくかも」と、コメントしていた。

※画像はTravis Japanの公式インスタグラム『@travis_japan_official』より

「“デビューの記念を形に残したい”と考えるファンの間では配信デビューに否定的な声も少なくありませんが、いまやCDデビューしていないアーティストは珍しくない。旧ジャニーズでも、従来の“デビュー”の概念が消滅しても、不思議ではありません。

 すでに、Travis Japanが事務所初の配信デビューをした前例もあります。トラジャの場合は“シングルは配信、アルバムはCD”という折衷案ですが、旧ジャニーズの“デビュー=CDリリース”の常識を変えるグループになりましたよね」(前同)

 また、ジュニアの大幅なアー写更新には、こんな見方も。

「現状、ジュニアの公式サイトは『SMILE-UP.』(旧ジャニーズ)が運営していますが、同事務所は今後、ジャニー氏の被害者の救済、補償業務のみの会社となる。

 そして今後、タレントのマネジメントは、福田淳氏(58)が社長の新事務所の『STARTO ENTERTAINMENT』に移行されますが、ジュニアのサイト管理も数か月以内に同社の管轄となるのでしょう。今回のアー写の一新は、その前準備の1つではないでしょうか」(前同)

 現状は、従来通りの“デビュー”を目指し、一生懸命に目の前の活動に励んでいるジュニアが多いのかもしれない。しかし、マネジメント体制が新会社へと移行する今、それは大きく変化してきているようだ。