■木村拓哉が勝てない草なぎ剛の魅力

 さらに、草なぎが「人に嫌なことされても忘れちゃうんですよ。覚えようと思っても覚えられないし、だけど、自分で笑い飛ばすって。けっこうすてきなことだって思ってて」と語ると、井川と宮澤は半笑い。スタジオの水野が「飲み屋の会話みたいになってる」とツッコんだ。

「あいかわらず奔放な“つよぽんトーク”でしたね。井川と宮澤が遠慮なくツッコんでいるのが印象的で、ドラマの現場での良好な関係がうかがわれます。草なぎが座長として、マイペースながらも、良い現場を作れているのでしょう」(テレビ関係者)

 草なぎの座長としての神対応といえば、第3話で共演した坂口涼太郎(32)が自身のツイッターで、別の仕事だったのに草なぎが「坂口くんにも食べてほしいから」と、うな重の弁当を現場に届けてくれ、「初めて鰻を食べながら涙しました」と明かして話題になっている。

 草なぎの今年の運気が高いということは、ただでさえ高い役者としての評価はさらに上がるはず。一方、木村拓哉(50)は、4月から主演の月9ドラマ『風間公親 教場0』(フジテレビ系)が奇しくも始まり、『罠の戦争』と比べられることになるだろう。

 トップ俳優としての地位を確立している木村だが、演技力にプラスして、人柄も評価が高い草なぎの方が、幅広い支持を受けやすいはず。今回の地上波ドラマでの完全復活をきっかけに、草なぎは木村を上回る国民的俳優になりそうだ。