春の改編期が迫り、3月をもって終わる番組、4月よりスタートする新番組の情報も増えつつある。この春は各局、報道・情報番組の大型リニューアルを予定しているが、現在、フジテレビ局内には“怒りの声”が上がっているという――。

 NHKが4月から、平日の13~18時に5時間の情報番組を生放送することが2月12日に明らかになった。

 新年度の番組改編の目玉となり、18時の定時ニュース、『首都圏ネットワーク』、『ニュース7』を合わせると19時30分まで6時間30分の生放送となる。新番組は全国54か所を拠点として情報収集し、同時間帯に報道・情報番組を放送する民放各局に挑戦状を叩きつけることになる。

 日本テレビでは、夜の報道番組『news zero』でMCを務めてきた有働由美子(54)は3月をもって同番組を卒業。代わって夕方の報道番組『news every.』を担当する藤井貴彦アナ(52)が同局を退社し、フリーアナウンサーとして4月より新MCに就任する。

 1月16日に、近くNHKを退社してフリーアナウンサーになることが明らかになった青井実アナ(43)が、4月からフジテレビの夕方の報道番組『Live Newsイット!』のMCに就任するとも報じられている。

※画像は『Live Newsイット!』の公式X(ツイッター)『@livenews_it』より

「『イット!』は、現在出演中の榎並大二郎アナ(38)が外れ、青井アナと宮司愛海アナ(32)との2人MC体制になると言います。『イット!』の視聴率は、世帯視聴率が5%いくかどうかという感じで主要民放キー局では抜けて最下位。断トツトップの日テレの『news every.』、その後に続くTBSの『Nスタ』、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』に大きく差をつけられていますから、テコ入れはたしかに必要です。

 加えて現在、フジテレビ開局65周年でもありますから、アニバーサリーイヤーに他局に負けていられないという思いもあり、夕方の看板ニュース番組のリニューアルを敢行するといいますね。ですが、青井アナの投入には、局内でとんでもない反発が起きているんです。“招かれざる客”とはまさにこのことですよ……」(制作会社ディレクター)