■『ダウンタウンvsZ世代』大成功に他局も追随
現在、テレビ界で大流行中の、昔と今、昭和と令和を比較する番組。そのパイオニアとなったのが、ダウンタウンの松本人志(60)と浜田がMCを務めた『ダウンタウンvsZ世代 ヤバイ昭和あり?なし?』(日本テレビ系)だと言われているという。
「歌もの番組ではありませんが、大晦日の恒例特番『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)がコロナ禍でできないとなって、なんとかひねり出した新企画ですよね」(前出の民放キー局関係者)
同番組は、ダウンタウンをはじめとする「昭和世代」のタレントと、1990年代終盤から2010年代に生まれた「Z世代」が“ヤバすぎる昭和”を振り返り、トークバトルを繰り広げるバラエティ。
2022年8月に「ダウンタウンにとって6年ぶりとなる日本テレビの単発特番」として第1弾が放送され、コア視聴率7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という同時間帯トップの高視聴率をたたき出した。
📢約半年ぶり…
— 日テレ (@nittele_ntv) January 25, 2023
『#ダウンタウンvsZ世代
ヤバイ昭和あり?なし?』第2⃣弾
🗓2月4日(土)夜7時🎉
昭和世代 #ダウンタウン と
Z世代のトークバトル再び💨
昭和世代👇🏼#生瀬勝久#伊集院光#川島明#いとうあさこ ほか
Z世代👇🏼#岸優太(#KingandPrince)#渋谷凪咲#あの ほかhttps://t.co/eG7WErmXuH
「ただ、最終的にはダウンタウンさんの調整がつかず、『ダウンタウンvsZ世代』は同年大晦日に放送されることなく、2022年末には東野幸治さん(56)とナインティナインがMCを務めた『笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人』が放送されましたが、やはり世代で区切って争ったり比較したりする内容となりました。
『ダウンタウンvsZ世代』は数字も取りましたし、今の常識ではあり得ない昔のVTRを見て面白がれる。そして過去のVTRが中心ですからお金もそれほどかからない。
そして、『ダウンタウンvsZ世代』の成功を目にした各局のテレビマンも“これはいい!”となり、こういった番組が増えていると見られていますね。
ロケにも行けない、スタジオに多人数を入れてワチャワチャすることもできない……バラエティ番組の制作が大変困難を極めた際に生み出された“苦肉の策”。それが、昔と今の比較、昭和の映像を使って、驚く、笑う、懐かしがる、という構成だったのですが、それが今、超金欠のテレビ界の状況とも相まって重宝されているということですね。
テレビ局的には、究極に低カロリーで超高コスパの、ありがたいコンテンツですよ」(前同)
現在、大流行しているバラエティのジャンルのスタート地点にもダウンタウンの存在があったわけだが、昭和を笑い、懐かしむ番組は今後、さらに増えていくのかも。