阿部サダヲ主演ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)、ネプチューンの原田泰造主演ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか』(フジテレビ系)などで、昭和世代と令和世代との意識の違いが描かれ、話題になっている。昭和世代の常識は令和の非常識といわれ、意識のアップデートに四苦八苦している人たちも多い。

 しかし、『不適切にもほどがある!』では昭和のあたたかみのようなものも描写されており、昭和、令和どちらにも良さがあると認識できる。2023年末の「新語・流行語大賞」では「蛙化現象」「地球沸騰化」などの言葉が選ばれたが、今回本サイトでは40~50代男女に「昭和の流行語」について聞いてみた。(アンケートサイト・ボイスノート協力)

 第3位は、「赤信号みんなで渡れば怖くない」「ファミコン」。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」は、今考えるととんでもない言葉だが、かつてビートたけしとビートきよしのコンビ、ツービートのギャグで、集団心理を表した言葉だ。やってはいけないことも、みんながやっているとついついのっかってしまうという気持ちを表現している。

「友達とふざけあっているときに使っていた」(47歳/男性)

「団体行動をするときの言葉」(59歳/男性)

「学校の帰り道などでみんなで言っていた」(51歳/男性)

「ファミコン」は1983年に任天堂から発売された家庭用のゲーム機ファミリーコンピューターの略称。ゲームセンターでやっていたようなゲームが家のテレビに接続してでできるとあり、当時の子どもは皆、ファミコンに熱狂したものだ。『ドンキーコング』『ゼビウス』『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』など名作ソフトも多く、2016年にはファミコンの復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売され、ファンを歓喜させた。

「当時ゲームといえばファミコンだった」(53歳/男性)

「友達の家のテレビでやってた」(44歳/男性/金融関係)

「テレビで見たり、友達から聞いて知ったという記憶がある」(43歳/男性)