Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい(それスノ)』(TBS系/日曜夜8時)が、本格的なバラエティ番組として成長している。

 それがはっきり見えたのが、2月23日に放送された人気企画「ダンスノ完コピレボリューション」の第3弾だ。今回はSnow Man、Da-iCE花村想太(33)、JO1川尻蓮(26)のバラエティ番組での初共演が話題だったが、その内容は期待をはるかに上回っていた。

 それは、X(旧ツイッター)上で《それスノは全国放送のゴールデン帯のバラエティ。ファミリー層を獲得できなければ番組の継続は難しく、ファンのことだけを考えるわけにはいかないし、ただガチな対決でもダメで、夢中になる企画とわかりやすいキャラづけ、飽きさせないエンタメ力が必要になる。SnowMan9人のチャレンジに大拍手》というコメントがあったように、これまでのアイドルバラエティから一歩踏み込んだものだったからだ。

 象徴的だったのが宮舘涼太(30)。『マツケンサンバII』のダンスは見事に完コピ合格判定を受けたが、気品と貫禄のある表情、柔らかな動きを“貴族キャラ”の宮舘らしく加え、スタジオは大爆笑。もはや、ただの完コピダンスではなく、エンタメとして見事で、ファンだけでなく、すべての人が楽しめるバラエティを目指す気概が感じられた。

 また、花村と川尻もただ踊るだけでなく、Snow Manとのトークでも、バラエティとして十分に存在感を発揮。昨年、ラウール(20)が『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、川尻ら他事務所のダンスグループのメンバーととコラボして話題になったが、今回はまさに、ダンスからトークまで全面的なコラボとなった。