■櫻井翔「ウソだろ?」だけではキツイ
「龍(高橋メアリージュン/36)と蛇(宮本茉由/28)の正体、北見の正体、情報分析官・岩槻(白石聖/25)が怪しいなど、考察の方向性がバラバラなのが気になります。今作は毎回、新たな謎を出して引っ張っていく手法なんですが、小さいネタを散りばめすぎていてどこを見ていいのかわからないので、考察もバラバラになっているんです。ストーリーにまとまりがなくて、求心力がない状態ですね」(ドラマライター/ヤマカワ)
視聴者を引き付けるために、謎を連打していたのだが、それが仇になっているようだ。
「毎回、お題を出された武蔵(櫻井)が捜査に走るというのも、いいかげんワンパターンで飽きが来ているのでしょう。最初は大受けだったトンチキなシーンも、影を潜めてしまいました。ラストの櫻井の決め文句《ウソだろ》だけは続けていますが、それだけで視聴者の関心を引くことは難しいです」(前同、ヤマカワ)
今後は、30年前に行方不明になっている、武蔵の兄・健一(本多遼/34)にも謎の追求が及んでいきそうだ。裕子(比嘉)の救出、山猫の謎の解明もあり、武蔵の活躍が増えそうだが、お気に入り登録数が伸び悩んでいる見逃し配信、第7話で4.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)に落ちた世帯平均視聴率ともに、巻き返しはなるだろうか。