■『誰が私と恋をした?』でめるるが“ポスト深キョン”ポジションを確立するか

 深田は2016年10月クールの『ダメな私に恋してください』、2019年1月クールの『初めて恋をした日に読む話』と、TBSの火曜ドラマで主演を務めてきた。

「『ダメな私に恋してください』ではディーン・フジオカさん(43)と三浦翔平さん(35)と共演しましたが、深田さんが演じた柴田ミチコは“本人に自覚はないが異性にモテる”というキャラクター。『初めて恋をした日に読む話』では横浜流星さん(27)や中村倫也さん(37)らが脇を固めましたが、キャッチコピーは“知らない間に、モテていた!?”でしたからね。

 ひょんなことから深田さんがイケメンにモテてしまうというドラマがこれまで多かったんです。ところが昨年7月クールの『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系)では新たな一面も見せてくれました」(前出の制作会社関係者)

 深田と福原遥(25)がダブル主演を務めた『18/40』は、夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦、アラフォーで恋を後回しにしてきたビジネスパーソンという2人の女性が年の差を超えたシスターフッド(女性の絆)を築き、それぞれワケありの男性と恋に落ちるラブストーリー。

※画像は『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』の公式X(ツイッター)『@1840_tbs』より

「ドラマでは不妊治療や子宮内膜症など、女性にとって大きな関心事も扱うなど、リアル感のあるストーリーでした。今までの可愛らしい深キョンから大人の女性の顔も見せてくれたんです。そんなかつての深田さんが出演していたようなドラマに今後はめるるさんを使っていきたいという意向がTBS内にはあるのではないでしょうか。

半沢直樹』や『VIVANT』など、今やドラマはTBSが“最強”と言われていて、芸能プロダクションもTBSのドラマを最優先にスケジュールを調整してくれるほど。“ポスト深キョン”の可能性を感じさせてくれるめるるさん、さらに瀬戸さん、神尾さん、宮瀬さんという世代別の最強イケメンをキャスティングできたのも“ドラマのTBS”だからというのも大きかったはずです。そしてTBSも『くるり〜誰が私と恋をした?』を成功させたいでしょう。

 ただ、同作はめるるさんの将来を見据えたドラマでもあるはずです。視聴率や評判が仮にいまいちであっても、彼女の今後の成長に賭けて企画したのではないでしょうか。実は、めるるさんは数年前まで演技が得意ではなかったそうなんです。ところが、実際に女優業をやり始めて、迷うことなく演じることでどんどんその才能が開花しているんです。

 今後は壁にぶち当たることもあるでしょうが、伸びしろは凄まじいものがある。TBSも彼女の将来、世代交代などを見据えて『くるり〜誰が私と恋をした?』にキャスティングしたのではないでしょうか」(前同)

 生見、瀬戸、神尾、宮世の最強の4人の共演で『くるり〜誰が私と恋をした?』は若者に支持されるヒット作になっていく可能性が高そうだ。そしてめるるは深キョンへの道を歩み出すか。