お笑いタレントのゆりやんレトリィバァ(33)が3月9日に『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ)に出演。斬新な演技の新ネタを披露し話題を呼んでいる。

 この日、ゆりやんのネタはLINEのスクリーンから始まった。どうやら憧れの男性へのメッセージのようで、最初は「おつかれさまです 今週ご飯行きませんか?」というごく普通のアプローチから始まった。すると男性は「仕事が忙しくて…すみません(謝る顔文字)」と、かなり遅れての返信。別日に映画へ誘うも、また同じような感じの返信を受け取るゆりやん。

 男性の多忙さを理解するかのように、素直に返事を受け入れたゆりやんは「また五日いっしょに行けたらうれしいです いつか! 五日!」と、少しボケを交え、その直後に「あほっ」と少しジャブを効かせて会話を終えたゆりやん。翌日、めげずにお茶に誘うも、とうとうその日に返事はなく翌日「なんてね」と1人撃沈した様子を披露。

 そこから画面はステージに変わり、白スウェット上下に身を包んだゆりやんが鬼瓦のような形相でパフォーマンスを始めた。ステージ上をまるで前衛的なダンスのように手足を動かしながら「私はLINEを無視されるような女ではないの!」や「これだけ長い間既読もつかないというのは、長押しして内容だけ読んでいるのは分かっているのさ」と迫力満点の演技が始まった。

 そこからは、相手にされなかった自分をフォローするために「結局綺麗なだけな女がいい男は余裕がないのさ 余裕があれば私の輝きを愉しむ時間も気持ちもあるのに」と、舞台女優顔負けの立腹した自分をさらけ出した。そんな負け惜しみを連発している最中にスマホの着信メッセージ音が鳴る。もしやその男性かと思いきや、慌てて駆け寄り画面をみたゆりやんは「家族LINEなのさ」とナイスなボケで客席に笑いの渦を起こした。

 さらに続く男性への恨み節のなかで「私は希少な女 おまえはキショイなホンマ」と、最大級の自画自賛で韻を踏むと、MCであるナインティナイン岡村隆史(53)と矢部浩之(52)が思わず爆笑する一幕も。そして「私を振るのは人生を棒に振るのも同然なのさ」と両手を上げ、額縁で顔をおおい、ムンクの叫びのようなゼスチャーで終了かとおもいきや、画面は再びLINEに変わり「今日ご飯行きませんか?」という男性からのメッセージに「別にどっちでもいいけど」という、ゆりやんらしいオチでコントは終了。

 そんなゆりやんに、ファンからは「パンチラインさすがすぎる」「グランドスラムで確信したんだけど、ゆりやんレトリィバァは天才」「ゆりやんこれRー1から通して一番オモロかったかもしれん」「黒澤明の『乱』の気が狂った仲代達矢みたいな舞台演劇」「ダントツでおもろい」「めちゃくちゃ笑った!」「おもしろすぎ」「LINE既読のコントめちゃくちゃ面白かった」「今まで見たゆりやんさんのネタの中で一番好き」「これが世界のゆりやんか」「やっぱ凄いな」「面白すぎて涙出るほど笑った」「やばい天才だ」「ゆりやん今回スゴい」「前衛芸術…?」「この世界観大好き!」など、絶賛するコメントが寄せられた。