女優の遠野なぎこ(44)が、12日までにインスタグラムを更新。おととし5月に自死した母と、愛する弟について赤裸々な思いを明かした。

 この日、遠野は「最近、ちょこちょこ連絡を取る弟。愛すべき弟。事務的な話だけでも、頼りになるし可愛いしホッとする存在の弟」と、自身の3歳下の弟について言及。「『頑張り過ぎないでね』って最後声を掛けたら、『秋美(=遠野の本名)はもうちょっと頑張れよ』って言われちゃった笑」「すぐ、バカとか言われるし。弟に言われると、ニヤニヤが止まらない笑」などと、何を言われても許してしまうほどの溺愛ぶりを明かした。

 2013年に発売した著書『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(ブックマン社)の中で、母からの虐待や育児放棄をきっかけに摂食障害や醜形恐怖といった症状に苦しんできた自身の半生を明かし、大きな反響を呼んだ遠野。さらに、昨年3月に配信された『文春オンライン』のインタビューを通じて、20代後半から音信不通となっていた母が2022年5月に自死したことも告白していた。

 遠野はこのたびの投稿の中で、「穏やかじゃない言い方になってしまうけど、やっぱり私は母を許さない」と改めて実母への思いを吐露。続けて「母の遺体を見つけたのは弟です。こんなに心優しく可愛い子に、一生消えない傷を負わせた母は何て罪深い人間なのだろう。せめて、私だったらよかった」とやり場のない感情のにじむ文言をならべ、「大切な子に傷を負わせた人間。私は何があっても絶対に許さないし、弟が私を頼ってくる日があれば必ず全力で守る」と記している。