■桑田佳祐、モー娘。カラオケが苦手な人が押さえるべきポイントと「鉄板曲」
自身もビジネス会食の後に向かう二次会のカラオケが「嫌で仕方なかった」という前出のyuuu氏。氏によれば、カラオケが苦手な人が押さえるべきポイントは、「1曲目を入れる」ことと「人が歌っている最中にスマホを見ない」こと。とはいえ、ただでさえ知らない人ばかりが周囲を囲む歓迎会の場において、よほど自信がない限り、新人が1曲目を選曲するのはなかなかハードルが高そうに思える。
「実は1曲目を自ら入れるだけで、その後がめちゃくちゃ楽になります。カラオケが苦手な人にとって、場がシーンとしたときに”そういえばまだ歌ってないよね”って振られるのが一番ツラいですから。オンチでも恥ずかしがることはまったくありません。”オンチ行きまーす!”って、明るく振舞いオンチであることを逆に武器にしたらいいんです」(yuuu氏)
それでも難しければ、「聴き役に徹する」ことも手だ。
「人が歌っているときには、しっかり聴く。カラオケは、途中で必ず《視聴率ゼロの時間帯》がやって来ます(笑)。そういうときにスマホなど見ずにしっかりと曲を歌っている人の声を聴いてあげると、“あの人は最後まで聴いてくれた”って、それだけでめっちゃいいヤツになれる。スマホを見ているヤツと比べて、人に向き合う誠実なタイプという印象を与えることができます」(前同)
■歌うのが苦手でも盛り上げられる鉄板曲
盛り上げられる選曲のポイントは、「歌手の知名度が高い」「世代を問わず聞いたことのある曲」「アップテンポ」の3点だ。
前述した、yuuu氏がX上で披露したリストには、1970年~80年代生まれ世代が聞いて喜ぶ曲の数々が記載されている。“歓迎してくれる側”には、ちょうどその世代も多いことから、今年の新入社員にとっても非常に参考になるはずだ。その中で、場を盛り上げられる楽曲はというと――。
「男性ボーカル編では、THE BLUE HEARTSの『リンダリンダ』『TRAIN-TRAIN』などは歌いやすく、盛り上がりも間違いない。桑田佳祐(68)の『波乗りジョニー』、CHAGEandASKAの『YAH YAH YAH』もいいと思います。
女性ボーカル編で、圧倒的にウケがいいのはREBECCAの『フレンズ』ですね。BLACK BISCUITSの『Timing〜タイミング~』は、“外し”に行ったけど、しっかり盛り上げたな、という評価を得られるでしょう。モーニング娘。の『恋愛レボリューション21』も男女が好きなアイドル曲で、ノリもよく盛り上がると思います」(同)