■デビュー後すぐにタッキー退所&事務所存続の危機

 思えば、トラジャは2022年10月28日の世界配信デビューから24年3月の現在に至るまで、「グループ・メンバーには落ち度がない不幸」に巻き込まれ続けてきた。

「1つ目は、当時旧ジャニーズの副社長だった滝沢秀明氏(41)の電撃退所です。トラジャが世界デビューすることになったのは、滝沢氏と相談を重ねて渡米した22年3月の“武者修行”がキッカケでしたが、彼らはSnow ManSixTONESと並ぶ“タキニ(滝沢氏のお気に入り)”と言われていたグループ。デビュー後も牽引してくれるのかと思われていた矢先の、突然の退所でしたからね」(ワイドショー関係者)

 トラジャは22年9月29日にアメリカのキャピトル・レコードと契約。10月28日にメジャーデビューすることが発表されたが、滝沢氏は、そのわずか3日後の10月31日に旧ジャニーズを電撃退所している。さらに、

「トラジャは2012年7月の結成からデビューまで10年を要した苦労人グループ。ようやくデビューできたことでいよいよこれから――というタイミングで、今度は事務所が存続の危機に陥ってしまったんですよね」(前同)

 トラジャのデビューから約4か月後の23年2月27日、イギリス公共放送のBBCが、ジャニー喜多川氏(享年87)の“罪”に焦点を当てたドキュメンタリー『プレデター:Jポップの秘密のスキャンダル』を現地時間3月7日に放送すると発表した。

 同番組の内容は徐々に大きな話題となり騒動化。23年9月にジャニーズ事務所がジャニー氏の加害行為を事実と認定。10月にはジャニーズ事務所が消滅し、SMILE-UP.となる。そして、被害者への補償を終え次第、同社が廃業する方針であること、新会社(後の『STARTO ENTERTAINMENT』)の立ち上げが発表された。

「トラジャは、デビュー前の21年8月からYouTubeチャンネル『+81 DANCE STUDIO』を開設していましたが、これに関しても本人が関与していないところで大荒れする出来事がありました」(前同)

※画像は『+81 DANCE STUDIO』の公式X『@p81dance』より

 昨年4月を最後に更新されていないが、『+81 DANCE STUDIO』は、事務所の歴代グループの名曲に新たなダンスパフォーマンスで挑戦するYouTubeチャンネルである。

 ところが、24年3月2日に、なにわ男子や関西ジュニア(旧ジャニーズJr.)のプロデュースを手掛けるSUPER EIGHT(旧関ジャニ∞)の大倉忠義(38)の新プロジェクトとして、同チャンネルのアカウント名は『+81 STUDIO』に変更され、ヘッダー画像も関西ジュニアの伯井太陽(はくい・ひかる/13)と少年忍者織山尚大(20)の2人になった。