■市郎と純子の死は描かれない?
「2年延命説に対し、《享年は数え年だから問題ない》という指摘もあり、こちらが正解でしょう。というのも、墓石に平成7年1月とあったので、純子は震災で亡くなったのは確定なんです。ただ、震災での市郎と純子の死が描かれると考えられがちですが、震災を描くとは限りません。昭和の時代で終わるパターンもありでしょう。そうなるとおそらく、劇中に頻繁に出てくる映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』パターンではないでしょうか」(ドラマライター/ヤマカワ)
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、過去にタイムスリップした主人公・マーティが、無事に母と父を恋人にして、自身の消滅を逃れたと安心するが、ラストで博士・ドクに、マーティの将来が変わってしまったと、今度は未来へ連れて行かれる。『ふてほど』も未来が変わってしまって、市郎が再びタイムスリップするというラストだろうか。
「タイムマシンはスポンサーの撤退で動かせなくなりましたが、代わりのスポンサーがあらわれるのかも。その人物は、まだ正体がはっきりしていない、不登校だったキヨシのクラスメイト・佐高くんでは? キヨシが佐高くんを変えたことで、未来も変わった可能性が高いです。それを修正するため、佐高くんがタイムマシンを動かすのではないでしょうか」(前同)
視聴者の考察では、次回予告で出ていた元男闘呼組の成田昭次(55)は、佐高くんではないかという声が多い。しかも、裕福そうな雰囲気なので、彼がタイムマシンにかかわるキーマンになる可能性は高い。
第9話の平均世帯視聴率は、7.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好調で、視聴者からは続編を望む声が多い。第3部まで作られた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのように、次作に続くようなラストに期待したい。