■飯豊まりえも”眼鏡女子”として『戦隊』に出演していた

 ハシヤスメ演じる調は大注目を集め、3月24日のX(旧ツイッター)では《ハシヤスメ》がトレンド入り。

《今朝見れなかったニチアサ見た!ブンブンジャー、ハシヤスメは長官的な役割?追加戦士になったりして!レギュラーぽいので頑張ってください!》
《細部さん、特撮によくある嫌な上層部パターンかなと思ったけど、ちゃんと話は聞くしカレーはちゃんと食べるし、なによりラストのブンブンに「お姉さん」と呼ばれてときめいてる姿で全部許してしまった。これはいいキャラになるぞ》
《ブンブンジャー、眼鏡のお姉さん割とタイプだなぁ…今年の推しはこのお姉さんかな?》

 と、彼女を知らない特撮ファンの間でも話題沸騰となったのだ。

 そんなハシヤスメは、BiSH時代から眼鏡をトレードマークにしていて『ブンブンジャー』でもそれは同じ。番組公式サイトでは《衣裳合わせという名の“メガネ合わせ”を行い細部調という人物は完成していきいました》と綴られている。

“眼鏡女子”――昔から一定のニーズがあるが、『戦隊』でも“眼鏡をかけた女性キャラ”が目立つことは多い。前年度に放送されていた『王様戦隊キングオージャー』では、人気舞台女優の長谷川かすみ(31)が演じたモルフォーニャが該当するほか、今や大人気女優の飯豊まりえ(26)も、『戦隊』を代表する“眼鏡女子”だった。

※画像は『王様戦隊キングオージャー』の公式X『@King47_toei』より

 飯豊は2013年度放送の『獣電戦隊キョウリュウジャー』で“弥生ウルシェード/キョウリュウバイオレット”を演じていたが、彼女は紫色のフレームをした眼鏡をかけていたのだ。そのため、ハシヤスメに対して《あの眼鏡女子が(仮に)紫の追加戦士ならかなりキョウリュウジャーの弥生ちゃんに寄せてるな》と重ね合わせる声もある。特撮ファンの間でもやはり、飯豊は特別なのだ。

 一方、ハシヤスメはバラエティタレントの印象が強いが、演技力のポテンシャルも高い。『ブンブンジャー』に起用されたのが監督である中澤祥次郎氏の要望であること、早口で自己紹介と取り調べをするシーンをNGなしで言い切ったという公式ブログの裏話からも、それは明らかだ。

 これから1年間、ハシヤスメは『ブンブンジャー』で多くの名シーンを生み出し、女優として飯豊に負けない“爆アゲ”な活躍を見せてくれるのかも――。

(文/特撮ライター・トシ)