■旧ジャニーズ解禁ムードで京本大我に追い風

 しかし、このXの個人アカウントこそが、京本の、ウザいのに許せてしまう、笑ってしまう、不思議な魅力に満ちている、京本の真骨頂と言ってもいいだろう。ドラマ出演で京本を知った一般視聴者層が、《Xの王になりたい》と公言するクセの強いポストに触れ、さらなる京本沼にハマる……十分に可能性のあることだ。

 さらに京本には追い風も吹いている。民放各局は旧ジャニーズ事務所に所属するタレントについて新規出演契約を見合わせていたが、これも変わりつつある。日本テレビはSixTONES・森本慎太郎(26)を、4月期の連続ドラマ『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)の主演に起用したが、同局の石沢顕社長は3月25日の定例記者会見で、旧ジャニーズタレントの出演を解禁するような発言をしていたのだ。

『お迎え渋谷くん』を放送するフジテレビ、多くの旧ジャニーズドラマを流すテレビ朝日に続き、日本テレビが旧ジャニーズ所属タレントを解禁すれば、他局が追随する可能性は高い。いま注目されている京本もこの流れに乗れば、ドラマ、バラエティの出演機会が増えるはずだ。一般視聴者層を巻き込んだ、京本の本格ブレイクに期待したい。(芸能ライター/坂上五郎)