■滝沢社長が敏腕すぎてついていけない……

 A氏が早々の退職を検討している理由とはいったい――。

「やはり、現状に不満があるからというのが大きいと言われています。また、A氏がということではないのですが、社長、つまり滝沢さんについていけない、という声も上がっているようです。

 というのも、滝沢さんは非常に敏腕で、どんどんアイデアを思いついて実行していきたい、チャレンジングな社長だといいます。そのスピード感についていけないと。3月に行なわれた東京ドーム公演ではコンサート中に動画撮影タイムが設けられましたが、旧ジャニーズ事務所だったら絶対にあり得ない対応ですよね」(前出のワイドショー関係者)

 東京ドームコンサートでは、前半の8曲という長い尺で観客の撮影がOKだった。

※画像はTOBEの公式X(ツイッター)『@tobeofficial_jp』より

「海外ではSNS発信を前提とした撮影OKライブが一般的ですが、滝沢さんはそれを実践したんです。動画や画像はSNSでどんどん拡散され、告知につながりましたし、TOBEを知ってもらう大きなきっかけになった。滝沢さんは、トラブルやリスクよりも、認知が広まるほうに価値があると判断したんでしょう。

 滝沢さんはそういった革新的なことをやってのけるわけですが、そのスピード感があまりにも速い。Xと言っていたことが翌日にはYになっている、なんてこともあるそうですからね。

 まだまだ小さい会社ですからその都度、正解を模索して順応していくのがベストだという考えで滝沢さんは動いているのでしょうが、下につくスタッフは彼のスピード感になかなかついていけないところがあるようですね。A氏が辞めるのを検討しているのはまた違った理由のようですが、滝沢さんが敏腕すぎて、スタッフが困惑するといったことも出てきているといいます」(前同)

 Number_iは、東京・有明アリーナで6月18日から3日間にわたって単独ライブを開催することが発表されている。同月13~14日にはIMP.、15~16日には北山、22~23日には三宅が同会場で単独ライブを行なうなど快進撃が続くTOBEだが、内部では新しい会社ならではの問題も起こっているようだ。快進撃を続けるNumber_iの足かせにならなければいいが――。