■第5位は自宅に来る不審な訪問者

 第5位は、自宅訪問。

 自宅を訪問するタイプのセールス、押し売りは昔からあるが、コロナ渦以降、また増えつつある。地震など自然災害が多い日本では建物の耐震などのリフォーム、屋根の修繕や、最近は電話、ネット環境整備など、さまざまなタイプがあるが、通常よりもかなり高い値段で販売するという手口が知られている。気の弱い人や、高齢者などがターゲットになりやすいが、よくわからない人が訪問してきたときはインターフォンで確認、対応し、玄関を開けないなど自衛することが大切だ。

「近所の工事をしている業者を名乗る者から“家の屋根の瓦が飛んでいるかもしれない”と家を訪問された。他には配送は常に置き配にして訪問者を減らす。家に用事がある知人は必ず事前に連絡をしてくれるので、何の予定もない日に訪問者があった場合は気をつけるようにしている」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「消火器の訪問販売は受けたことがある。詐欺ではないと思うが価格が通常の2倍くらいの値段だった。おいしい話には裏があると思っているので、今のところ詐欺にあったことは一度もない」(25歳/男性/学生・フリーター)

「布団のクリーニングだという人が来たが、いかにもヤンキー風だったのでこれは詐欺だなと思って断った。また水道の検査だという男が来たことがあり、名刺を出せと言うと今は持ってないと言うので詐欺だと思い、そこをツッコむと黙って帰っていきました。不愛想に対応するのもいいかも」(35歳/男性/デザイン関係)

「近所でうろうろしている営業の人がしらみつぶしにインターフォンを鳴らしていた。少しでも気になることがあればネットで調べるようにしている」(28歳/女性/主婦)

「近所の工事を装って営業をしかけてくる。怪しいのでドアは開けない」(36歳/女性/主婦)