■第6位は他クラスへの出入り禁止、部活動強制、商業施設への出入り禁止、携帯禁止

 第6位(2.0%)は、他クラスへの出入り禁止、部活動強制、商業施設への出入り禁止、携帯禁止。

 他クラスへの出入り禁止は、喧嘩や盗難などトラブル防止の観点からの校則。しかし、自分のクラスに気の合う友達がいない、他クラスの人とも仲良くしたいなど、交友関係に悩む人にとっては苦痛かもしれない。

「何で他の教室に出入り禁止なのか、わけが分からない」(35歳/女性)

「別にそこまでしなくてもいいと思ったから」(33歳/男性)

 校外でのトラブルを防いだり、集団行動を学ぶためなど、放課後の部活動が強制の学校も多かった。しかし、長時間拘束されるため、勉強がしたい、アルバイトを頑張りたい人や習い事に専念したいという人は、自分の時間がなくなってしまう。

「強制加入で、しかも月曜日以外は部活。今思えば社畜みたい」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「仕方なく部活をやっていた」(35歳/男性/総務・人事・事務)

 放課後の寄り道禁止にも通じるが、ゲームセンターやボウリング場、喫茶店、カラオケボックスなど、商業施設への出入り禁止は、他校の生徒とのトラブルや、事故事件に巻き込まれることを回避するための校則。学校帰りだけでなく、休日も友人同士では行くことを禁止されている場合もあり、友達と遊びたい高校生にとっては窮屈だった。

「休日まで校則で縛るのは、プライバシーの侵害に当たるから」(37歳/男性/学生・フリーター)

「友達と街の中心部やちょっとした大きな店や施設に行くのに、学校の許可がいることが不便だった」(56歳/女性/コンピュータ関連技術職)

 携帯禁止はどちらかといえば最近の校則だが、携帯の校内持ち込みを禁止するケースや、学校内や授業中には電源を切るなど、学校ごとに相違がある。

「携帯を持ってきていることがバレたら一週間没収だった。でも、部活や塾で遅くなるときの送り迎えで必要な人もいたし、今のようにキッズプランや格安スマホがあったわけでもなく、高い携帯代を払っているのに、一週間没収なんて本当にあり得ないと思う」(39歳/女性/総務・人事・事務)

「今では必需品だから」(38歳/女性/主婦)