■ジャニー氏加害問題、“沈黙”の櫻井翔を救った有働由美子

 その後、櫻井は3週にわたって同問題にコメントせず、視聴者からは、

《ジャニーズの問題、櫻井さん話せないならキャスター降りるべき》
《「櫻井翔」がどうのこうのではなく、都合の悪い報道で隠れるなら、MCとしてではなくコメンテーターとして使うべき。もう、「zero」のMCとしては使えない》

 といった厳しい批判の声が噴出してしまった。

「大きな社会的なニュースですし、ジュリー氏が見解を出したわけで、『news zero』で触れないわけにはいかなかった。しかし、櫻井さんが出演していることもあり、ジュリー氏動画のすぐ後、番組の会議は“どうやって取り上げるべきか”と大紛糾したそうです。

 このときに有働さんは埒が明かないと感じたのか、“私がやります”と声を上げ、ああいった形での放送になったといいます。櫻井さんが口を閉ざさざるを得ない状況を有働さんが救ったとも言えそうで、まさに櫻井さんにとっては救世主ですよね」(前出の民放キー局関係者)

※画像は『news zero』の公式X(ツイッター)『@ntvnewszero』より

 嵐の活動がなく、『SHOWチャンネル』が終了した今、『news zero』が、櫻井にとって一丁目一番地の番組になったのは間違いないだろう。

「ジャニー氏の問題で櫻井さんの『news zero』からの降板は間違いない、と複数のスポーツ紙、週刊誌が報じましたが、4月以降も続投が決定しました。ジャニー氏の件をスルーした櫻井さんが報道番組のキャスターを続けることに批判の声はいまだあり、視聴者からも厳しく見られ続けています。にもかかわらず、日テレ、番組サイドは覚悟を持って続投を決断。櫻井さんも感謝の気持ちは大きいでしょう。

 櫻井さんは、2006年の『NEWS ZERO』時代から出演していますし、嵐の活動休止後はキャスター業をメインにしていきたい、という意向があるとも言われてきましたからね。そんな大切な『news zero』を支えてくれた有働さんの卒業ということで、櫻井さんも“この会だけには出ないと”という思いで、送別会に参加したのではないでしょうか。両者は会の終了後、“またね”と声を掛け合っていたそうですよ」(前同)

 有働への感謝を胸に、櫻井は『news zero』でキャスター道に邁進していくことになりそうだ。