■苦みが強く中高年世代にはたまらない味わい

「『食彩』は、どんな食事にも合う、爽やかな味。大ヒットした『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』同様、缶を開けた瞬間に、きめ細かい泡がフワッと湧き上がる様子は必見ですよ。『サクラビール』は、大正2年から旧サッポロビール九州工場で製造されていた商品の復刻版。琥珀色で苦みも強いので、中高年世代にはたまらないはず」

 特別感のある地ビールも宴に相応しい。数ある中から、『オラホビール ビエール・ド・雷電季節仕込みビール 春仕込みホワイトエール』(350ミリリットル366円)と、『網走ビール 桜DRAFT』(350ミリリットル370円)の2品が注目のようだ。

「『雷電〜』は、繊細な春の食材をおいしく食べるための食中酒というコンセプトで、春が旬のタケノコなどと相性抜群。『桜DRAFT』は、ロゼワインのような桜色のビールです。シャンパングラスに注げば、目と舌の両方で楽しめます」

 最後に、南原氏がイチ押しするのが、『オリオン いちばん桜』(350ミリリットル242円)だ。

「私も毎年、必ず購入しているお気に入りです。沖縄県のカンヒザクラの花びらを使用、ほんのりと赤い液色が、花見の雰囲気を盛り上げてくれます。味わいは、コクのある本格派ですので、ビール好きも満足できるはず」

 缶ビールを片手に日本の春を満喫する――それは最高の時間。