■『ACMA:GAME』の撮影は『セクシー田中さん』放送前の9月末から行なわれていた
あれだけ大きな出来事があったのに、なぜ日テレのドラマ制作は、原作ファンが荒れるであろう大幅な改変をしたのか――制作会社関係者は話す。
「最大の理由は、本作の撮影が、『セクシー田中さん』の改変問題が起こる前からの“早撮り”だったということです。
ドラマ『ACMA:GAME』の佐藤東弥監督が1月11日に《準備に丸2年》要したことをポストしているように、企画自体が“大型プロジェクト”で、かなり早い段階で動いていたようです」
遂に公式発表出来ました
— 佐藤 東弥⭐️ (@touyasato) January 10, 2024
準備に丸2年
撮影に7ヶ月(まだ撮ってます)
放送は2024年4月
お楽しみに!#アクマゲーム @shotaro_mamiya @ntv_acmagamehttps://t.co/4snDm0YrdG
『セクシー田中さん』のクランクインは9月で、初回放送日は10月22日だった。
一方で『ACMA:GAME』は、準主役のSixTONESの田中樹(28)が「クランクインしたのが9月下旬」だと1月28日に『SixTONESオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)で明言している。
前出の制作会社関係者は、
「『セクシー田中さん』の放送より前に撮影まで進んでいたドラマなので、“日テレは何も反省していない”という指摘は少しずれるのかもしれません」
と話し、こう続ける。
「漫画や小説を、全10~11話の連続ドラマに落とし込むにあたり、ある程度の“原作改変”は避けられないことでしょう。『セクシー田中さん』での最大の問題は、原作者が望まなかった改変だと考えられます。今回の『ACMA:GAME』は、原作のメーブ氏と作画の恵氏は改変を認めて、良好な関係も築き、ドラマを楽しんでいることがXから伺える。しっかりと同意して改変しているのであれば、問題はないのでしょう。
ただ、『セクシー田中さん』騒動から間もないのに、大幅な改変がされている『ACMA:GAME』が放送されたことで、あらためて“日テレドラマでは原作改変が普通のことだったのでは”と感じる視聴者が出るのは、避けられないことなんでしょうね……」
『ACMA:GAME』は、人物設定は大幅に変更されているものの、心理戦など、物語の見せ場の再現度は高く評価する声も多い。果たして、最終的にはどんな評価となるのだろうか――。