■京本のカオスさを生かす田辺桃子
「田辺の演技がうまい具合に京本を受けていたので、京本のワケの分からなさが、違和感なく物語になじんでいました。まじめなところ、コミカルなところ、その緩急の力加減を間違えると、京本のカオスさが笑えないものになっていたでしょう。京本と田辺のベストマッチだと言えます」(ドラマライター/ヤマカワ)
演技力に定評のある田辺だが、その中でも、“訳アリな女性”をやらせれば、抜群の演技を見せてきた。北川景子(37)のライバルとなる嫌われ者役で出演した、21年放送のドラマ『リコカツ』(TBS系)で、パーティに筑前煮を持参したことから、「筑前煮女」と呼ばれていたのは、まだ記憶に新しい。
「それだけ田辺の演技の幅が広いということです。京本が自身のXアカウントで《2話からどんどんカオスになりますよ》と発言していますが、田辺ならどんな展開になっても、うまく対応してドラマを盛り上げてくれるはずです」(前同)
配信サービス・TVerでは、“いいね”が3万(4月9日7時現在)ついた。ほかのドラマが始まっていないこともあるが、深夜枠でこの数字は十分な成績だ。京本と田辺のベストタッグで、今後も期待できそうだ。