フジテレビ系の連続ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに- 』(毎週木曜よる10時)が、4月11日に10分拡大で放送スタートする。主演の赤楚衛二(30)に期待が集まるが、番組が謳っているように、赤楚が《“新境地”を見せる》となるかは微妙そうだ。

 このドラマは、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの野心と復讐心が入り乱れ、人間の内に秘めた欲望がむき出しになっていくリベンジサスペンス。赤楚は、日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗を演じる。

 海斗は父親との仲たがいをきっかけに、医師にはならず、出版社で週刊誌の記者として働いていた。恋人にプロポーズをしようとしていたが、その直前、父親が事件に巻き込まれたと聞き、疎遠になっていた「天堂記念病院」へ。その事件をきっかけに、父親の真意を知った海斗は、彼が築き上げてきた大切なモノを取り返すことを決意する。

 気になるのが、海斗のキャラ設定の「愚直ながらも無鉄砲な一面を持つ」という点だ。ここにどうも既視感を覚えるのは、これまで出演した『SUPER RICH』、『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)も『石子と羽男』、『ペンディングトレイン』(TBS系)も、似かよったキャラを演じていからだろう。赤楚の役柄が、基本は“いいやつ”というのは変わらず。これははたして新境地なのか。