■前期のドラマを遥かに上回る視聴率でスタート

 思わぬ形で話題になってしまった『Destiny』の初回。制作会社関係者はこう言う。

「俳優陣、制作陣はドラマに集中して欲しいと思ってはいるでしょうが……数字は悪くはなかったですね。興味本位で見た人も多かったのでしょうね。視聴率は前期の同枠のドラマと比べて、とても高かったんですよね」

『Destiny』が放送されているのは、テレビ朝日の火曜よる9時枠。直前の1月クールにはなにわ男子道枝駿佑(21)主演の『マルス-ゼロの革命-』が放送されていた。

『マルス』の視聴率は全体的に低調で、最終回(3月19日放送)も世帯3.0%、個人1.7%(関東地区/ビデオリサーチ調べ、以下同)と非常に厳しいものだった。それと比べると『Destiny』の初回は世帯7.9%、個人4.4%で、倍を遥かに超える数字を取っている。

「亀梨さんと田中さんの熱愛報道があって、ドラマの話題性は間違いなく高かったですからね。ストーリーが頭に入らないという意見はありましたが、“カップルの2人がどんな感じで演じるのだろう”と興味を持って、まずは見てくれた視聴者も多かったのでしょうね。

 田中さん演じるカオリは第1話で死亡しましたが、彼女にはまだまだ謎が多いし、“サスペンス×ラブストーリー”と銘打たれている本作で死の瞬間がボカされているのは意味深です。今後、回想シーンで再登場する可能性は高い。制作陣が求める形ではないかもしれませんが、亀梨さんと田中さんの熱愛報道の影響で、今後も数字が伸びることもあるかもですね」(前同)

『Destiny』の第2話は、奏(石原)と真樹(亀梨)が再会を果たしたことで、封印してきたはずの事件の真相を巡り、2人の運命も大きく動き始めると予告されている。カオリ(田中)の死の真相は? なぜ第1話冒頭で真樹は被疑者として検事の奏に取り調べを受けることになったのか? 多くの謎と、“亀梨の彼女”田中の再登場に期待する視聴者は多そうだ――。