■『君ここ』よりも広がりのある展開に

「また、番組プロデューサーが《“想(おも)いがあれば困難は乗り越えることが出来るのか?”を描いたストーリー 》だと、公式サイトで説明しています。冒頭、2028年に明日香が桜を見上げるシーンがありましたが、事故が起きた23年4月9日から5年間、遥斗(眞栄田)の再生に向け、明日香(広瀬)と仲間たちの物語が展開されていくのではないでしょうか」(前出のドラマライター/ヤマカワ)

『君ここ』は雨(永野芽郁/24)と太陽(山田裕貴/33)、案内人の2人という、ほぼ4人で物語が展開されていたが、『366日』はもっと人間関係的に広がりのあるストーリーになりそうだ。

「初回から、明日香と遥斗だけでなく、高校の同級生、明日香が働く音楽教室の生徒、遥斗の手術を担当した医師にも、何かしらの問題を抱えていることを匂わせていました。ということは、彼らとの関係の変化が軸になるので、切ないながらも前向きな内容になるはず。『君ここ』ほどの鬱な展開にはならないでしょう」(前同、ヤマカワ)

 医師役の和久井映見(53)、遥斗の父役の北村一輝(54)、母役の戸田菜穂(50)らベテランに、同級生役の坂東龍汰(26)、長濱ねる(25)ら若手人気俳優と、力量十分なキャストがそろっている本作。最後に大どんでん返しを見せた、『最愛』の清水友佳子氏が脚本を手掛けていることもあり、今後、どんな意外な展開が待っているのか期待したい。