■『株式会社嵐』の代表は“エンターテインメントロイヤー&プロデューサー”
立ち上がった嵐5人の新会社『株式会社嵐』――。民放キー局関係者は、
「業界内では『株式会社嵐』の代表取締役が弁護士で実業家の四宮隆史さんだということにも注目が集まっていますね」
と話す。
四宮氏はNHKのディレクターとして勤務後、海外の映画プロデューサーの多くが弁護士資格を持っていることから一念発起して司法試験を受験して2003年に弁護士になった、異色の経歴の持ち主。“エンターテインメントロイヤー(※弁護士)&プロデューサー”の肩書きで紹介されることも多い。
「弁護士である四宮さんですが、実業家・プロデューサーとしてもやり手の人物として知られた存在なんです。福山雅治さん(55)主演の『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)などで有名な脚本家・福田靖氏の代理人をしていて、そこから映画のプロデューサー業も手掛けるようになったといいます。『見えないほどの遠くの空を』(2011)や『そこにいた男』(2020)などの映画作品をこれまでプロデュースしています」(前同)
【#スターサンズ映画祭】
— 映画会社スターサンズ (@starsands_movie) August 31, 2021
お待たせしました。最終日は「#ヤクザと家族」#藤井道人 監督からメッセージ来てます!#スターサンズ と出会い、『#新聞記者』『#ヤクザと家族TheFamily』を監督して、僕の人生は大きく変わりました。
(続く) pic.twitter.com/K6C1u5PILk
四宮氏は脚本家、漫画家、映画監督、役者、アーティストのためのエージェント会社「CRG」を設立して代表取締役に就任。前述の福田氏ほか多くのクリエイターが所属している。
さらに2023年からは映画会社「スターサンズ」の代表取締役にも就任している。
「スターサンズ」は社会派映画を得意とする製作・配給会社で、2019年に製作・配給した松坂桃李(35)とシム・ウンギョン(29)がダブル主演の映画『新聞記者』は第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞している。
そんな業界では有名な四宮氏が今度は「株式会社嵐」の代表になった――弊サイトは四宮氏に「株式会社嵐」の社長就任は事実なのか問い合わせたところ、事実という回答があった。
四宮氏が代表取締役に就任した『株式会社嵐』の設立。3月25日が会社成立の日だが、5人の会社ができても嵐がすぐに活動再開するわけではないようで、四宮氏は、
《活動再開の時期は決まっていません。タイミングが来たら、メンバーから発表すると思います》
と、4月11日付の『スポーツ報知』の取材にコメントしている。
「四宮さんは豊富な人脈を持っていて、何より日本では非常に珍しい、芸能プロダクション、制作会社、そして法律に精通している特別な存在です。
四宮さんは過去のインタビューで、プロデューサーとクリエイター両方の気持ちがわかることから“業界全体の視点でうまく交渉をまとめていくこと”を信条にしている、と話していたこともあります。
嵐ではすでに二宮さんが独立しており、さまざま権利関係も複雑になってくることが考えられる。会社を作ったことで、STARTO社ではなく、株式会社嵐で5人が映像作品などを制作していくことも考えられるでしょう。そうした際に、プロダクション業務、映像制作、法務の3方向に精通している四宮さんなら、上手く仕切れて、5人に良いアドバイスを送ることもできるのではないでしょうか。
今後、簡単ではない道を歩んでいくと見られる嵐の会社の代表としては、まさに適任の人物と見られていますね」(前同)
今年25周年を迎えること、全員が40代を迎えたことから会社を立ち上げる決意をした嵐。経験豊富な実力者・四宮氏のサポートを受け、5人が前へ進むことを期待したい。