■『VIVANT』的宣伝戦略も……

 4月期のテレ朝の連続ドラマ『Belive』の宣伝担当、制作陣がかなり焦っていることがうかがえる。前出の芸能プロ関係者は続ける。

ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題に伴い、旧ジャニーズ事務所の副社長を引責辞任したS氏の不在も大きいですよね。彼は長らく広報担当として事務所の番頭的ポジションを務め、全マスコミの窓口を担っていましたからね。顔が広くて敏腕広報マンだったS氏がいたら緊急の対応もできていたでしょうが、彼はもういない。

 新会社・STARTO ENTERTAINMENTも動き始めたばかりで、内部はまだ混乱状態だと聞こえてきています。結果、テレ朝サイドですべてやるしかないとなり、イレギュラーな宣伝活動となっているのではないでしょうか」

※動画は『Belive-君にかける橋-』の公式X(ツイッター)『@believe_tvasahi』より

 放送までストーリーの詳細や出演者の情報を公開しないという『VIVANT』(TBS系)を思わせる宣伝戦略をとっている『Belive』。それは木村の意向が強く反映されているからだと、3月13日配信の『文春オンライン』が報じている。

 木村はドラマに並々ならぬ情熱で臨んでおり、作品を盛り上げるための宣伝戦略を考案しては、プロデューサーに電話で直接伝えているという。そして自身のインスタでの情報解禁、『VIVANT』的戦略も木村のアイデアだと記事では伝えている。

 しかし、一部報道ではすでに、上川隆也(58)、竹内涼真(30)、斎藤工(42)、山本舞香(26)、小日向文世(70)、北大路欣也(81)らが出演すると報じられてしまっている。

「まず最初に大谷選手の結婚発表と被ってしまい、当初の戦略は台無しに。焦りのなか活発な宣伝活動が行なわれているといいますが、大成功を収めた『VIVANT』と同じようにストーリーや出演者の情報をひた隠しにすることをウリにしようとしているにもかかわらず、詳細なキャスト情報はすでに報じられてしまっている。そんななかで、木村さん以外のキャストが隠された新ヴィジュアルが解禁となり……と。

 木村さんが仕切っているという『Belive』の宣伝戦略ですが、ドラマ関係者の間では、“このまま進めて大丈夫なのか……”と危惧する声も出ているといいますよ」(前同)

 絶対に負けられない主演ドラマ、宣伝活動にも気合い十分のキムタクだが、果たしてそれは奏功するだろうか――。