■宮根誠司は「禁止エリア喫煙&不遜謝罪」で連続炎上

 青井とともにこの春、視聴者の不信感を買ってしまったのが『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)のMC・宮根誠司だろう。

 3月20日、韓国・ソウルでMLBが開幕。大谷翔平選手(29)と山本由伸選手(25)が所属するロサンゼルス・ドジャースと、ダルビッシュ有選手(37)と松井裕樹選手(28)が所属するサンディエゴ・パドレスの試合の取材のため、宮根は韓国を訪れていたが、当地の喫煙が禁止されているエリアで電子タバコを吸う様子を撮影した動画が、Xで拡散されて炎上してしまった。

※画像はドジャースの公式X(ツイッター)『@Dodgers』より

 翌3月21日の『ミヤネ屋』の冒頭、宮根は「まずは私のほうから謝罪をさせていただきます。昨日、ソウルでメジャーリーグの取材をした際にタバコを吸ってはいけない地域で電子タバコを吸ってしまいました」と謝罪し、「周りの方々、それから多くの方々にご不快な思い、ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 ところが、このときにスタジオの机に手をついて大きく広げたまま頭を下げてしまったため、謝罪と言いつつも反省していないような不遜な態度だととらえた視聴者も少なくなかった。Xには、

《テーブルの上に手を置いて謝罪か。お前、反省してないやろ》
《謝罪する時もテーブルの上に手をついてたら誠意が見えないし 謝罪の気持ちなんてないんだろうなぁ 視聴者をバカにしてるんだろうなぁ》

 という厳しい声が上がり、さらなる炎上を招いてしまったのだ。

「午後のワイドショーでは『ミヤネ屋』が長年にわたってトップの世帯視聴率を取ってきましたが、ここ最近は石井亮次さん(47)がMCを務める『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ・TBS系)とほぼ並ぶ数字になってきていますね」(前出の制作会社関係者)

 4月10日の『ミヤネ屋』の世帯視聴率は4.1%、『ゴゴスマ』は4.3%だった。

「『ミヤネ屋』のほうがちょっと良いときもありますし、その逆もある。これまでは基本的に『ミヤネ屋』が優勢でしたが、状況が変わりつつある感じです。やはり宮根さんのタバコ禁止エリアでの喫煙、そしてその謝り方が良くなかったのではないか、という指摘はスタッフの間からも出ているそうですよ。

 宮根さんは大谷選手の取材時に炎上してしまいましたが、『ミヤネ屋』では今、連日にわたって大谷選手、そして元通訳の水原一平容疑者(39)の一件を大々的に取り上げています。ダウンタウン松本人志さん(60)の裁判の件でもそうでしたが、視聴者が注目している事件、ネタを大きく取り上げ、しつこくやり続けるのが『ミヤネ屋』の特徴です。だからこそ視聴率もしっかり取れていた。

 しかし、宮根さんのタバコの件、その後の不遜な態度の謝罪と捉えられてしまった件は今後、ボディーブローのように効いてくるものでもあります。ライバルの『ゴゴスマ』の石井さんのイメージが良いだけに、より比較されてしまってもいますね」(前同)

 リニューアルしてまだ2週間強だが、これまでの視聴習慣を覆して4番手の『イット!』を急上昇はさせられなかった青井。そして、長年続いていた“午後は『ミヤネ屋』”という視聴習慣が崩壊しつつある同番組MCの宮根。両者とも予断を許さない状況にあるのは間違いなさそうだ。