■「株式会社嵐」がこのタイミングで立ち上げられた意味
松本は、グループ活動を気にせず個人仕事に注力できるタイミングだからこそ、大河ドラマや舞台にチャレンジしていると言われている。
「二宮さんも7月期に主演ドラマ、TBS日曜劇場の『ブラックペアン シーズン2』が控えていて、4月から撮影が始まっているといいます。やはり今年は、嵐のメンバーは、個々での活動になるのではないでしょうか。STARTO社のHPには大野さんのページもあり、大野さんの活動再開への期待の声が多く上がりましたが、それも近い時期では期待薄かもしれませんね。
そうなると、嵐の5人は会社を立ち上げたけれど、それは早期の再始動を目的にしたのものではないということになりそう。この時期の会社設立は、別の意味があるように思えてきますよね」(前出のワイドショーデスク)
株式会社嵐の成立は今年の3月25日だった。そのタイミングで会社を作った意味とは――。
「考えられるのは、STARTO社と向き合うために会社を設立した、ということですよね。マネジメント契約だった旧ジャニーズから、エージェント契約が中心のSTARTO社に移行しましたが、同社との付き合い方を決める必要があったのではないでしょうか」(前同)
4月12日の日刊スポーツの取材に、株式会社嵐の代表取締役である四宮氏はこう話している。
《環境を整えてからSTARTO ENTERTAINMENT含めた、関係各所との調整を行なっていくことになるでしょう》
「関係各所との調整――STARTO社は、嵐にとって所属先という感じではなく、“取引先”という関係性になるのでは、と考えられますよね。
二宮さんが独立していることもさまざま関係してきそうです。そして、STARTO社は、タレント個々が本当に様々な形で契約が結べるといい、嵐の5人も、そして嵐も独自の契約を結んでいると考えられます」(同)
4月15日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、NEWSの小山慶一郎(39)はSTARTO社の契約は「個人個人は全然違う」ため、同グループの増田貴久(37)と加藤シゲアキ(36)がどんな契約をしているのかも、把握できていないと話していた。
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「株式会社嵐の四宮代表の発言を素直に受け取れば、株式会社嵐はSTARTO社をエージェントの契約先のひとつとして付き合っていく、と考えられますよね。
さらに、櫻井さんはSTARTO社とエージェント契約していると明らかにしている一方で、仕事の依頼や問い合わせのための個人の公式サイトを開設した。それは、直接仕事を受けるためで、そこからも、STARTO社はあくまでもエージェント契約先のひとつであって、決して一蓮托生ではない感じが伝わってきます。
嵐の5人とSTARTO社の間には距離感がある――やはり、3月25日に株式会社嵐を立ち上げたのは、早期の再稼働のためではなく、STARTO社との契約のため、ということなのではないでしょうか」(同)
早い時期の再稼働は難しそうな嵐だが、多くの期待の声が上がる5人での活動。見られるのは、現実的には来年以降だろうかーー。