■座長としてもたのもしい杉咲花
「若葉と杉咲はNHK朝ドラ『おちょやん』、映画『市子』などで共演していますが、民放の連続ドラマでは初共演。最近は地上波ドラマにほとんど出ていなかった若葉に、杉咲が電話をかけて出演の後押しをしたと、制作発表会見で明かしていました。よくぞ若葉を起用したと言いたいですね」(ドラマライター/ヤマカワ)
杉咲は劇中での手術シーンをリアルに見せるため、何か月も前から実際に縫合などの練習をしていたと会見で明かしていた。
「21年放送の主演ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)でも、実際に視覚障がいがある盲学校の先生に話を聞いたり、自分の役の障がいを疑似体験できるメガネを作り、リハーサルでそれを付けて演技の確認をするなど、杉咲の役作りにかける熱はスゴいです。
そんな杉咲ですが、本作で共演する井浦新(49)は、作品に強い志を感じるも、まわりにそういう態度は見せずに自然体でふるまい、現場を緊張させないとコメントしていて、演技だけでなく座長としても急成長しているようです。杉咲あっての本作のクオリティなのでしょう」(前同、ヤマカワ)
22年放送の 長澤まさみ(36)主演『エルピス-希望、あるいは災い-』をはじめ、作品の質には評価の高いカンテレ制作。主人公が記憶障害の脳外科医という、前代未聞の医療ドラマ『アンメット』が、どこまで視聴者の支持を集めるか注目したい。