■宮脇咲良はファンの批判に胸中を吐露

 ステージ上でパフォーマンスを披露したメンバーの様子は冒頭から明らかにハイテンション。1曲目の『ANTIFRAGILE』が始まるや、SAKURAは自分のパートでシャウトを繰り返し、集結した観客をノリノリにしながら激しいダンスを披露。

『UNFORGIVEN (feat.Nile Rodgers)』ではギタリストでマドンナ(65)のアルバム『ライク・ア・ヴァージン』を手掛けた超有名音楽プロデューサーのナイル・ロジャース(71)がそっとバックバンドに加勢。

 メンバーから紹介されるや会場の熱気は一段と高まった。他にも日本発シングルである『FEARLESS』や、英語詞で歌い上げたデジタル限定配信シングルとなる『Perfect Night』など全10曲を40分にわたってエキサイティングに披露した。

 前出の音楽評論家はこう続ける。

「『Perfect Night』はビルボード・グローバル200で18位にランクインした世界的なヒット曲。会場にいたファンがSNSへとアップした動画を見ると、会場はビックリするくらい大合唱の渦でしたよ」

 出演後、SAKURAはファンサイトの『weverse』に投稿。《ステージに立つというのは、どういうことなのか。完璧な姿を見せることなのか? 観客を楽しませることなのか? 1つのミスも許されず、ステージをこなすことなのか?》と書き残し、自身の胸の内を吐露。一部ファンの批判に疑問を呈した。

「LE SSERAFIMのダンスはどれも難易度最高レベル。そのため、激しくダンスをしながら完璧に歌うのは難しかったでしょう。しかし、そんなことはお構いなしに観客は盛り上がりステージを十二分に楽しんだはず。メンバーはホテルに帰ってから“私たち、ついにやった!”と感激していましたよ。名門音楽誌『NME』が記事中で“全身全霊の叫び声でさらに観客を興奮させた”と論評したのもうなずけます」(前同)

 ハレのステージを見た日本のファンもXへと次々と投稿している。

《コーチェラのって歌唱力コンテストじゃなくてミュージックフェスでしょ?そこにいる観客が楽しんでてルセラ本人達が楽しんでるならいいじゃない》
《話題のルセラフィムのコーチェラ 炎が風にのりガチのアチッチチーチーチーじゃんっ!》
《咲良がコーチェラのステージで生歌が覚醒してたの本当に痺れる。沢山傷ついた中で自分の弱点を努力で克服し最高のステージを作り上げるプロ意識が本当にカッコイイよ》
《今まで見たことない歌い方とかコーチェラへの気合いが伝わってきて泣いてる。5人全員かっこよすぎ》