■香川照之に寄せられる「地上波ドラマ復帰」待望論

 中車として歌舞伎の舞台に立つかたわら、香川は昆虫モチーフのアパレルブランド「Insect Collection」のプロデュースも手掛けている。だが、セクハラ報道から2年――地上波ドラマへの復帰はいまだに叶っていない。

 前出のワイドショー関係者は続ける。

「ドラマや映画への復活を期待する声も多数上がっていますし、SNSの反応を見ても“もういいよね”というような雰囲気にもなってきていますよね。香川さんが地上波ドラマに復帰する日はそう遠くないのではないでしょうか。ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題、ダウンタウン松本人志さん(60)の女性スキャンダル疑惑など、芸能界では香川さんのセクハラ騒動を上回るようなことがその後次々と巻き起こっていますからね……。

 Xには《アンチヒーローの野村萬斎の役ってもしかしたら、香川照之だったのかなぁ》という声もありますが、その可能性もゼロではない気もしますよね。『アンチヒーロー』(TBS系)は4年前、香川さんのセクハラ問題が報じられる前から制作が進められていたといいますからね」

 4月14日にスタートした『アンチヒーロー』は、有罪率99.9%と言われる日本の刑事裁判において、被疑者である証拠が完全にそろっていても無罪を獲得する弁護士の姿を描くオリジナル作品で、主演を長谷川博己(47)が務めている。

※画像は『アンチヒーロー』の公式X(ツイッター)『@antihero_tbs』より

野村萬斎さん(58)が東京地検トップの検事正・伊達原泰輔を好演していますが、たしかに香川さんがやってもばっちりハマりそうです。『アンチヒーロー』のプロデューサーは『半沢直樹』、『VIVANT』(ともにTBS系)を手掛けた敏腕の飯田和孝氏。香川さんとも一緒に仕事をしてきた人ですから、香川さんを想定していた可能性もゼロではなさそうです。

 セクハラ報道から2年弱、いまだに厳しい声はありますが“禊は済んだ”と見ている人も少なくありません。かつてはドラマ、映画に引っ張りだこだった香川さんのコテコテの、アクが強い演技を見たいファンもたくさんいます。

 歌舞伎での長男の團子さんのサポートに加え、次男をしっかりと育て上げるため、地上波ドラマに復帰してガンガン稼いでいきたい、俳優として活躍する父親の背中を見せたい、といった思いもあるのではないでしょうか。世間がOKな空気感になってくれば、CMスポンサーも起用を懸念しなくなるでしょうし、そうなれば制作サイドの動きは早い。今年中の地上波ドラマ復帰も十分にあるのではないでしょうか」(前同)

 セクハラ報道から2年弱――実力派俳優・香川照之の本格復帰は秒読み段階に入ったのかもしれない。