■原作を改変した意味は……
「バトルシーンはともかく、ドラマパートが薄いんです。照朝の中学からの友人・悠季(古川)、初(田中)ともに、背景がちゃんと描かれていないし、人物描写シーンも少ない。これらをもっと描いていれば、バトルがさらに盛り上がるはず。演技派の古川を起用しているのに、もったいないですね」(ドラマライター/ヤマカワ)
実は、登場人物には原作から大幅な改変がされている。主人公の照朝は、高校3年生から27歳のフリーターに変更。そのため、照朝のクラスメイトで自動車部品工場・真鍋製造の娘だった悠季、斉藤総理の息子で19歳だった初も、同様に27歳に変更されている。古川、田中の存在感のなさは、そこにあるのかもしれない。
「さすがに、間宮らに高校生役は無理があると、日本テレビ側が考えたのかもしれませんね。ただ、悠季も初もいるだけの存在になっていて、今のところこの改変に良い効果があったように思えません。3人がほぼ新キャラになったことで、これから新たな展開があるのでしょうが……」(前同)
X上で、バトルシーンは今のところ好評だ。これで、ドラマパートが盛り上がれば、爆死状態から抜け出せるかもしれない。今後の展開に期待したい。